2024年9月7日
パリ東駅から電車で約1.5時間のところにプロヴァンという街がある。ここは中世の面影が残る世界遺産の街だ。パリから日帰りができるので、思い切って足を延ばした。
パリ東駅
8:47発の列車の乗車した。
車窓から。
車窓から。
プロヴァンに到着して、さっそく街を歩きだす。プロヴァンは城壁に囲まれた街であり、12~3世紀の建物がそのまま残っている。
花が至る所に飾られていて、中世の建物とマッチしていてとてもいい感じだ。
街の中心に向かって歩いていったら見本市がたっていた。
買い物するのは地元の人たちが中心だ。
大きな建物の中は市場になっていた。
市場の中を歩いていったら教会があった。教会の正面出入り口の前にも衣類など売るワゴンがあった。
Priory Church of Saint-Ayoul (聖アヨール教会)。11世紀に造られた。
カトリック教会だ。祭壇は荘厳で、外の喧騒とは違って礼拝堂は祈りに満ちていた。
振り返れば素晴らしいパイプオルガン。
Tour Notre-Dame-du-Val(ノートルダム・デュ・ヴァル塔)が見えた。この塔はフランス革命中に破壊されたノートルダム・デュ・ヴァル大学教会に唯一残っているもので、聖アヨール教会所有。
Tour Notre-Dame-du-Val
プロヴァンはバラの街でもある。
The Rose Garden of Provins(プロヴァンバラ園)の入り口近くにもバラが咲いていた。
バラ園の中は、シーズン外だったので見学できなかったが、ゆっくりとお茶を飲むこともできるようになっている。
テーブルに好きな絵をかいてもよく、一人の女性が家族を待つ間、テーブルに絵をかいていた。こういうことって素敵!
バラ園を出てまっすぐ南に向かって歩いていったらSaint-Quiriace collegiate church(左)とCaesar Keep(右)が見えた。
Saint-Quiriace collegiate church(聖キリアス教会)
Saint-Quiriace collegiate churchの正面。
礼拝堂。教会はゴシック様式のデザインで、教会の柱は非常に高く、建物は4 階建になっているようだ。
小祭壇もあった。
身廊も素晴らしい。
Saint-Quiriace collegiate church の前は公園になっていて、十字架がたてられていた。後ろに見える建造物はCaesar Keep。
次は、Caesar Keep(シーザー塔)。アンリ1世が12世紀に建てた塔。この塔にシーザーの名を付けたのは、彼がこれを街のシンボルとし権力を誇示しようとしたためといわれている。
Caesar Keep(シーザー塔)
シーザー塔の最上階まで上がってみた。正面に Saint-Quiriace collegiate churchと中世の街並み が立派に見える。
シーザー塔から中世の街並みを歩いていくが、とてもかわいい建物が続いている。
旧市街の中心にあるシャテル広場にやってきた。この広場にある昔の井戸と13世紀に建てられた「両替の十字架」。
中世時代に貨幣の取引所として使われ、伯爵家や王家の勅令が出される場所だったため、「勅令の十字架」とも呼ばれているとのことだ。
「勅令の十字架」 と井戸
井戸からくみ上げている水で遊んでいる子供。
この道は城壁に続く道。
Caveau du Saint-Esprit(サン・ジュイ門)。13世紀に建てられた。
旧市街を囲む城壁は、13世紀にシャンパーニュ伯によって建てられた。当時は全長5㎞だったが現在の城壁は1.2㎞。プロヴァンの城壁に造られた門で、パリへと続く旧街道に通じていたサン・ジャン門もある。13世紀後半に建てられた堅固な門。
サン・ジュイ門から城壁上がった。
城壁上からの中世の家並み。
1.2キロ続く城壁の上の一部を歩けるようだ。歩いて行ったら途中でストップエリアになった。
時間が迫ってきたので、駅に戻ることにした。きれいの花が生けられている。
こうした家並みを歩きながら見つけたアイスクリーム屋さん。バラのアイスとバニラをコーンに乗せてもらって、歩きながら食べた。
にぎやかな通りに戻ってきた。駅は近い。
デュルテン川にかかる橋の上から。この地域の煙突にも妖精たちが止まっていた。
ゆっくり日帰りができるプロヴァンは楽しかった。