オルダニー島~パリ

 オルダニー島を去る日の朝は雷雨で迎えた。やな予感。ガーンジー島からオルダニー島へ来るときに、天候不良で5時間遅れた。今日は大丈夫だろうかと不安になる。

 パリまでのルートは2回のトランジットが必要だ。飛行機が遅れると、予定されているトランジットがどうなることやら。

 オルダニーからのフライトは、8:10発のガーンジー空港行き。2.5時間のトランジット時間で、ガーンジーからマンチェスターへ行く。マンチェスター14:40発か19:00発のフライトでパリへ向かう。

 朝から大変だった。予約しておいたタクシーが来ない。7時になっても来ないので、フロントマンに言ったら「今から5分過ぎても来なかったら電話しましょう」と言われた。えっ?そんな。いくら空港まで近いからといって、フライトの1時間前には到着しないと不安。

 これがオルダニーの時間感覚なのかもしれない。しかし実態の分からない者にとっては一つ一つが不安だ。

 やっとやってきたタクシーは、15分遅れ。急いで空港に行ってもらったが、空港はのんびりとチェックインを行っていた。

不安通り1時間遅れでガーンジーに向けて出発。こっちに来る時と同じ20人乗りのかわいい飛行機だ。雨がやんでよかった。でないと濡れながら飛行機まで歩かなくてはならない。

出発前にキャプテンが顔をだしてご挨拶。CAは搭乗していない。

フライト時間15分でガーンジー島が見えてきた。

 ガーンジー島に到着して、再度チェックインをする。1時間遅れだけれど、ここまでは順調だ。マンチェスターに到着してしまえば、あとはパリ行きのチケットを2種類ゲットしているので気が楽なのだ。

 ガーンジーからマンチェスター行きのフライトも出発が20分遅れた。でも最終19:00発のチケットがあるから大丈夫。マンチェスターには12:35に到着した。もしかしたらマンチェスター14:40のフライトに間に合うかもしれない。

 マンチェスターにはターミナル3に到着。ここからターミナル1に移動してチェックイン。セキュリティを通ってパスポートコントロール。これだけのハードルを、時間内の乗り越えられるだろうか・・・。

 事前に調べておいたターミナル移動は、とても分かりやすくスムーズにできた。チェックインはどこで?と聞いたら、別ルートで案内してくれた。これは途中で気が付いたのだが、他の乗客は長い列を作ってチェックインを待っていた。同じように並んでいたらどんどん時間は過ぎていっただろう。

セキュリティを通って進んだら、もうそこはショッピングやレストラン街。パスポートコントロールがなかったのだ。

余裕で14:40発のフライトに間に合う。まだ1時間ある。 ならばビールを飲みたい。ホッとしてのどに流し込んだビールはおいしかった。

ブランチとしてサンドウィッチもオーダーした。これがまたおいしい。

 搭乗時間近くにならないと搭乗ゲートが発表されないのが海外。ビールとサンドウィッチのブランチが終了して確認したら、搭乗口が示されていた。出発まで30分。慌てて搭乗口へ向かったら、乗る予定の飛行機から乗客が下りている最中だった。

 なんだかんだで17:13にパリに到着した。空港からはタクシー。一定料金だから気が楽だ。途中オリパラ競技会場が見えてテンションが上がった。パラの観戦にパリに来たんだと実感。

パリオペラ座近くのホテルに落ち着いて、今までのチャンネル諸島時間とのギャップに思わず苦笑。日本からやってきた応援団の人たちと一緒に食事をした時間が今日の締めくくりだった。