8月30日 後半
ジャージー島での濃い時間を過ごし、ガーンジー島へ移動した。13:00発のフライトはブルーアイランズという航空会社で、この便の乗客は8名。
ガーンジー島までの飛行機はプロペラ機。20分で到着する。
眼下にジャージー島が見えた。今度ゆっくりと滞在してみたい。
ガーンジー島へのフライトは、かなりの低空飛行だ。時間通り20分で到着した。
空港からタクシーでホテルに。ホテルまでの街並みを車中から見ていたけれど、ジャージー島よりは近代的(?)な雰囲気だ。
ガーンジー島での初日は半日しかないから、いつも通り街中を知るということで、あらかじめ決めておいたルートを早速に辿ることにした。
今日は歩き通すことになる。まずはホテルから一番近いところにあるビクトリアタワーに。それでも歩いて15分ぐらいはかかったような。
ビクトリア・タワーは1846年にビクトリア女王がセント・ピーター・ポート・ハーバーに上陸したことと関係のあるタワーであるらしい。鍵を借りてきて中に入れるのだが、今日は時間がないので外から見ただけ。
ビクトリア・タワー
ビクトリア・タワー からヨセフ・マリア・カトリック教会をめざす。ガーンジー島の住宅街は、なんとなく高級さが感じられる。
坂を下っていくとヨセフ・マリア・カトリック教会が現れた。
中に入ろうとしたところ、ちょうどシスターが扉を閉めるところで、中に入りたいと言ったら喜んで案内をしてくれた。
きれいな礼拝堂だ。大きな教会で、礼拝堂の後ろには、子供たちと一緒に礼拝参加する部屋が設けられていた。今回の旅での最初の教会訪問は、静謐な空間での時間を過ごしことができた。
ヨセフ・マリア・カトリック教会 の礼拝堂内部。
教会を出てアップダウンのある細い道を歩いていく。
やがて人が少し多くなったと感じる地域に出た。 セント・ピーター・ポート・ハーバー のすぐ近くだ。
今いるテラスの正面にタウン・チャーチ。そしてタウン・チャーチのすぐわきが セント・ピーター・ポート・ハーバー になっていた。
タウン・チャーチ
礼拝堂に入ってみた。ここも結構広い礼拝堂で聖歌隊席もあった。
ステンドグラスも美しい。この教会はタウン・チャーチと言われるだけあって、住民の人たちの憩いの場にもなっているらしい。礼拝堂の片隅にコミュニティコーナー(?)があり、そこでコーヒーを飲んだり、持参したサンドウィッチなどを食べている人たちがいた。
この教会は、イギリス国教会(聖公会)だそう。タウン・チャーチだからね。
タウン・チャーチ の礼拝堂
タウン・チャーチのハーバー側は、これまた住民の憩いの場所空間となっていた。ガーンジー島は、人々の手で植えられた花が多い。
海岸沿いを歩いてキャッスル・コーネットへ行くことにした。湾になっているので波が穏やか。きれいな海の色だ。
湾にはたくさんの船が停泊している。
見えてきたキャッスル・コーネット。失地王ジョンがノルマンディを失った1204年に、イングランドはノルマンディからのガーンジー島侵略に備え、港から1マイル離れた小さな島に設けた要塞。英国とフランスの戦いの場となったほか、清教徒革命による内戦時には監獄として利用されたとのこと。
当初は、干潮時のみ陸続きとなっていたらしい。
キャッスル・コーネット
ガーンジー島は、今日歩いたところだけでも坂が多い。道も入り組んでいて初めての人には複雑だ。ハーバーからホテルに戻るルートも、スマホの電源が10%を切ってしまって焦った。
ちなみにガーンジー島の産業は金融業と観光業。タックス・ヘイブンとして企業誘致が多くあるらしい。今日歩いたところでは、誘致されただろう企業は分からなかった。
第1日目のチャンネル諸島は刺激的だった。