春夜の六義園

 我孫子に行く用事があって東京に前泊した。意識したわけではないが、ホテルは六義園の近くであった。夜間特別鑑賞期間になっていることを知って足を運んでみた。六義園は何年ぶりだろう。夜間訪問は初めてだ。

 六義園の染井門に向かう。桜は少し早いかな~と思いながら六義園内へ。足元を照らした灯りの沿って歩いていく。

蛛道(ささがみのみち)を歩いていく。ささがに(蜘蛛)の糸のように細いということからこの名前が付いている。

山陰橋を渡る。

東屋が見えてきた。

水香江。かつては水の流れがあり蓮の花が咲いていたところで、現在は光で水を演出している。

李白や社甫が「蓮の花で水が香る」と詠んだことに由来しているそうだ。

吟花亭跡のしだれ桜。五代将軍徳川綱吉の長女である鶴姫がお花見を楽しんだ場所。

先に進んでいくと尋芳径。「 尋芳」とは芳ばしい花を尋ねるという意味で、灯りの中で咲く花がたくさんあった。

大泉水には対岸がきれいに映っている。

桜はまだ蕾。

吹上松。池泉のせり出している松。

正面に中の島

瀧見茶屋からの滝の水音をしばらく楽しんだ。

あれは中の島に渡る橋らしい。夜間は行けない。

しだれ桜。「妖艶なしだれ桜の姿」とあった。でも花はまだ咲いていない。

しだれ桜の蕾ももうすぐかな。

2~3輪咲いているのを見つけた。