雪が来る前にもう一度戸隠33窟探しに出かけた。前回、石川の山友と一緒に探したが見つけることのできなかった大多和窟探し。
「戸隠村の石造文化財」に載っている戸隠33窟の「大多和窟」の記述を読むと、不動沢と百丈沢の二俣を不動沢に入ってから落差30mの百丈滝が見えるらしかったことを、前回帰宅してから知った。百丈滝は全く気が付かなかった。ならば大多和窟探しの前に百丈沢に入って百丈滝を見てみようと出かけた。
2023年11月4日 ルート図
不動沢に入渓して正面に本院岳。
不動沢を遡行して行ったら、ここにも窟らしきもの。
不動沢と百丈沢の二俣。ここから百丈沢に入る。
なんとナメコがたくさんあった。もちろんゲット。今夜はナメコ汁かなあ。
正面に大きな岩稜が見えてきた。本院岳だと思う。
百丈沢に入って初めての滝。これが百丈滝かな。落差は30mぐらい。でもこの滝は不動沢からは見えないはず。「戸隠村の石造文化財」に記載されていた滝は別のもの?
百丈の滝の右岸を高巻いた。清々しい秋の風景が広がった。
不動沢に戻って、目的の窟探しを開始。今回は大多和窟をリベンジ。あそこに見える岩壁まで行って探す予定。
標高1330mあたりに岩があり、窟になっていたが、石祠がないので大多和窟ではない。無名窟だわ。
無名窟の前に座ってビールタイム。目の前には本院岳が。
不動沢から見上げた岩壁の基部まで行ってみた。ここにも大きな窟があった。
今回も目的の大多和窟は見つけることができなかった。ちょっとガッカリしたけれど、大岩壁の基部まで行けたことに満足感。またいつかリベンジ。まもなく雪が来るだろうから来年だわね。
不動沢に戻り、下っていく途中にサルがいた。音を立てても逃げることなくのんびりとこちらを観察していた。