鬼無里の三嶋神社の発祥の地が西岳の岩壁にあるらしい。西岳の元穴といわれ、地元では穴小屋というそうだ。
三嶋神社のある道を何回も通っているが、今まで気に留めたことがなかった。窟探しをし始めて、いろんなことに興味を持つようになった。この三嶋神社もその一つだ。三嶋神社には帰りに寄ることにして、西岳・元穴探索に出かけた。
財又の一夜山登山口方面から林道西岳線に入った。標高点1238mの北にある。多分標高1350m辺りだと思う。
林道で駐車して尾根に取り付いた。もちろんヤブヤブである。振り返ると一夜山が大きく見えた。途中1300m辺りで大きな窟に出くわした。でもこれは元穴じゃない。さらに登って行くと小さい窟が。その右を回り込んだら、目的の元穴が現れた。
案外簡単に見つけることができた。その元穴の上に登ってみたくなった。かなり急斜面で、一歩ごとに足元が崩れる。何とか登り上げ、元穴の上に立った。向き合う二つのピークがあり、爺さん婆さんと呼ぶということを後になって知った。
帰りに三嶋神社に寄ってみた。そこには元穴について書かれた表示板が設置されていた。
2023年10月29日 ルート図
林道から斜面に取り付いて高度を上げていく。ヤブヤブだ。振り返ると一夜山が大きく見えた。
標高1300m辺りで出現した大きな窟。
紅葉の藪は、まだ気が落ち着くわ。左奥に一夜山。
1350m弱のところでこの窟にぶち当たった。もうワクワクだわ。
岩壁を右に回り込んで行くと元穴が現れた。
元穴の岩壁のピークに立つために登って行くと、こんなやせ尾根が出てきてここを進んで行った。左右が切れ落ちていて慎重に・・・!
元穴の岩壁のピークから西岳へと続く稜線を眺めた。かつてあそこの稜線を歩きP3まで行ったことを思い出す。P2まで行きたかったが、時間切れでP3直前で引き返した。いつかリベンジできるといい。
元穴の岩壁ピークでいつもの儀式。
元穴ピークから西岳の岩壁。
下山に取り掛かる。下山ルートは別尾根を下り1238m標高点を確認することにした。快適に下っていく。
1238m標高点でいつもの儀式。
ちょっと目についた。
ムラサキシキブの実。
林道に降り立った。手前に岩壁の右を入っていった。
帰りに三嶋神社に寄った。
元穴の説明版。
もしかしたら地元民しか来ないかもしれない。元穴に行ってきたからこそ身近に感じる。
三嶋神社の入り口には石仏が。
馬頭観音も。昭和5年と刻まれていた。
大望峠から元穴を確認。丸印のところにある。
大望峠からの一夜山。