毎年残雪期に必ず登る笠山。飯縄山は登山者が多いが、笠山はあまり知られていなく登山者に出会うことはめったにない。登山道もないので、残雪期の楽しみとする山だ。しかも1時間弱で山頂に着く割には、結構楽しめるのだ。
体調は80%ぐらい回復したと思う。昨年の11月3日に弥陀城ヶ岩に登って以来、山から遠ざかっていた。気持ちも乗らなかったぐらい調子が悪かった。約4か月ぶりぐらいに、笠山ならいけるだろう・・・と気持ちを奮い立てた。
笠山は好きなようにコース取りができる。ならば今まで歩いたことのないルートどりが楽しいんじゃない!
飯綱山登山道が付けられた尾根の一つ西の尾根に取り付いた。ここからのルートは初めて。標高差30mぐらいのところまでは伐採地であった。だから木々に邪魔されることなく飯縄山がよく見えた。笠山の真南のルートに入る。ここから先は緩やかな登り。しかし高度を上げるにつれて雪が消えているところが増えてきた。雪を拾いながら登るのも苦労。もう北信の里山も春なんだ。賞味期限ぎりぎりのコースだった。
あっという間に笠山の山頂に到着。さすが山頂はまだ雪に覆われていて気持ちのいい空間が広がっている。なつかしい「笠山」のプレートにご挨拶。
そして飯縄山に続く鞍部まで足を延ばした。そこからは戸隠連峰がきれいに見える場所だったが、木が成長して枝の間から戸隠連峰の姿だった。初めて笠山に登ったのが20年ぐらい前のこと。その時には戸隠連峰が目の前に迫って圧巻だった。
個々の空間で動物たちの足跡が楽しめる。そして初めて野ウサギの姿を見た。嬉しかったけれど、驚かしてしまったと思うと、なんか笑っちゃった。
2023年3月4日 ルート図
伐採地だったので飯縄山がよく見えた。
今朝のウサギの足跡。
点名・笠山の空。きれいに晴れ渡った。
南斜面だけに賞味期限ぎりぎりのコース。雪が多かった割には、雪解けが速い。
約1時間で山頂に到着。久しぶりの登山が気持ちいい。
飯縄山に続く鞍部にも動物たちの足跡が一杯。喜んでいるんだ。
残念なことに、木が成長して戸隠連峰が見えなくなっている。また来年。