奥秩父の地図を見ていて、以前から気になっていた遠見山。標高は2234.0mである。尊敬する南川金一氏の2000m以上の山のリストにはもちろん載っている。どうやって登ろうか?遠見山の真西には、谷を挟んで剣ヶ峰があり標高は2053m。同時には無理だろうから一つずつやっつけるか。遠見山のほうが大変そうなので、こちらから登ることにした。
大烏山まではルートがあるらしいので、大烏山経由で遠見山を目指すことにした。できればゴトメキまで行けるといい。天気予報とにらめっこして家を出た。しかしこの日は外れた。ほとんど合羽を着用しての登山となった。
大烏山登山口に駐車をして7:50にスタート。いきなり急登である。順調に高度を稼いで、まずは離岩に立った。ガスっていて眺望はなし。下をのぞき込むと深い谷であった。
離岩からは1855mを大烏山としてある地点まですぐだ。御料局の三角点が設置されているので、ここを大烏山としたのかな。地図上ではここから東の1782mピークが大烏山となっている。今回は遠見山が目的なので先を急ぐことにした。笹藪がでてきて、腰近くまでの深いところもあった。尾根を外さずに登って行くが結構ルーファイが難しい。
林道を横切り気持ちのいい笹平を進む。天気がいいならばもっと気持ちいいのに・・・ね。偽ピークを2つほど越して遠見山に到着した。うっそうとしてくらい山頂である。時間は予定より1時間ぐらい遅れている。ゴトメキまでは諦めることにした。
少し先に進んで遅いビールタイム。結構涼しく真夏とは思えない気候。長居は無用。
ゴトメキをあきらめたので、なんとなく気持ちが落ち着かない。ならば地図上の1782mの大烏山まで足を延ばそう。時間はギリギリ。1855mの大烏山から東に延びり尾根を下っていく。鞍部から一気に登り上げたところが大烏山であった。眺望はここでもなし。すぐに引き返す。後は時間との競争。
途中陽が差し込み、素晴らしい出合いがあった。初めてのブロッケン現象。あ~無理してでも1782m大烏山まで行ってよかった・・・!
2022年7月17日 ルート図
離岩のピークに立つ。
ギンリョウソウ
1855m大烏山の御料局の三角点。
いつもの儀式。
林道を横切って少し上ると気持ちのいい笹平。正面のピークを目指して登って行く。
この笹平から樹林帯へ突入する。
遠見山の三角点。点名・三枚笹。
遠見山はうっそうとしていて眺望なし。持っていたイメージと違ったわ。
シャクナゲが咲いていた。この下でビールタイム。それにしても涼しい。
ほんの5分ぐらいだけ素晴らしい青空。このすぐ後でまた霧雨。
咲き始め。
1782mの大烏山へ行く途中の幻想的な世界。
1782mの大烏山でいつもの儀式。眺望なし。
下途中、振り返ると1782m大烏山の姿が見えた。
大烏山の左奥にはゴトメキが。
光が差し込んで。
初めてのブロッケン現象。