まだまだ長野県・群馬県との県境繋ぎは続いている。今回は、田口峠から北へ兜岩山を経由して御岳山に登り、県境である沢地形を下り馬坂集落から前回の狭岩までの線繋ぎを計画した。
7:30ごろ田口峠を出発。地図上では兜岩山まで登山道の先が引かれているから気が楽。とはいってもかすかなふみ跡が見られるだけで、ルーファイに慣れていない人はちょっと大変かもしれない。旧田口峠という標識を過ぎてガンガン進んでいった。
兜岩山山頂と三角点は樹林の中。先端まで行ってみると八ヶ岳やその手前に茂来山、南には御座山がよく見えた。
さあ~本番はここからだ。県境になっているろうそく岩(P3)をどう攻略するか?やがて目の前に現れたろうそく岩(P3)を見てクライミングシューズを持ってこなかったことが悔やまれる。弱点を途中まで登ったが、登山靴では不安で、途中断念してしまった。残念。
気を取り直して先に進む。振り返ると、今通ってきたろうそく岩が素晴らしい姿を見せてくれた。キレット地形の尾根を進んでいく。楽しいわ。ろうそく岩はP1,P2もあるが、これらも岩の基部を回りこんだ。
御岳山に到着。園地になっていて気持ちのいい空間が広がっている。今日はここでビートタイム。冷たくして持ってきたそうめんが美味しいわ。待ったりした時間を過ごし、今日の仕上げに取り掛かる。
御岳山から馬坂を目指して県境を下っていくのだ。沢地形とはわかっていたが、荒れていて歩きづらい。左岸の斜面に逃げたら、かなりの高巻きになり、沢に戻る急斜面のトラバースが本日の核心部だった。
馬坂から前回の狭岩までの約1.4キロの車道歩きも、県境だから頑張れたかな。
2022年6月25日 ルート図
スタート地点の田口峠からの立岩
ギンリョウソウが咲いていた。
1264.9mピークでいつもの儀式。
1264.9mピークの三角点。点名・厳狐。
兜岩山の山頂。木々に囲まれていて眺望なし。いつもの儀式。
兜岩山の西先端まで行ってみた。切れ落ちている。
西先端から南に目を向けると御座山。
西正面には茂来山。
その奥には八ヶ岳。
そして北には浅間山。
目の前に立ちはだかったろうそく岩(P3)。このピークが県境になっている。標高点1380m。クライミングシューズを持ってこなかったことが悔やまれる。
ろうそく岩P3の壁に咲いていた。
右奥は経塚山。手前中央にろうそく岩P1。左ピークが御岳山。
ミネウスユキソウが咲いていた。
今日最初に登った兜岩山。
振り返ったらろうそく岩P3.あそこのピークを踏もうとしていた・・・。こうしてみると、クライミングシューズがあってもダメだったかも。
キレットになっている痩せ尾根を進んで御岳山。いつもの儀式。この気持ちのいい空間でビールタイム。至福の時!
ろうそく岩P1から見えたろうそく岩P2とP3。格好がいいわ。
馬坂へ出る県境は、最初フタリシズカの群生が続く尾根。
西側に立岩が大きく見えた。
やがて荒れた沢になり、本日の核心部を無事通過して馬坂で出た。ここから県境になっている車道を歩き狭岩までつなげる。
車道のわきに咲いていたヤマアジサイ。まもなく終了地点。