烏帽子岩~三才山~六人坊~戸谷峰

 連休第1回目の山行はクライミングをちょこっと兼ねての里山にした。このコースも以前から気になっていたもので、烏帽子岩は写真で見て圧倒されてしまった。ならば行くしかない。烏帽子岩にはどのくらい登れるか分からないが、これも楽しみの一つとして本日の山行計画に取り入れた。

 里山といっても、あまり人の入らないルートなので、山歩きを静かに楽しめるだろう。逆時計回りでぐるっと周回。もちろん下山ルートは道なきルートをとる予定。

 駐車場所を7時過ぎにスタート。登山道があるから気がとても楽だし歩きやすい。烏帽子岩までは4.8キロで約2時間かかった。ロープとガチャを持っているからね。

 突然現れた烏帽子岩。そのそびえたつ姿が何と立派なことか。迫力満点だ。どこまで登れるだろう。烏帽子岩の基部に取り付くためにロープで懸垂下降をする。途中いくつか支点が打ってあった。基部から左側に回り込むと、ここにも支点が。やっぱりこのルートか。回り込んだところからぐんと体を持ち上げ小さなテラスに出た。ここからはピークまで右壁を登るらしい。ほぼ垂壁で支点が続いている。今回はここまでかな。すご~く気分を良くして基部に降り立った。

 懸垂下降した壁を登り返して登山道に戻る。北アルプスが素晴らしい。

 目的の一つを達成したので三才山へと方向を向けた。トンネルの上を通って三才山へ。三才山から六人坊までは近かった。ここには三角点がある。点名・月沢。ビールタイムをここで過ごし戸谷峰に向かう。偽ピークをいくつか越して戸谷峰。三角点あり。点名・戸谷峰。さあここからどのルートをとって下山しようか?地図を見て1581mピークと1469mピークを経由して下ることにした。ちょうど駐車場所に出るだろう。地図上ではしっかりと尾根が分かるが、実際には二俣に分かれる尾根がいくつかあり、慎重を期した。ガンガン下り道路に出た向かい側にはマイカーが止まっていた。

 本日の歩行距離は13.3キロでした。

2022年4月30日 ルート図

スタートして間もなく最終目的の戸谷峰が見えた。ぐるっと周回予定。

ヒトリシズカ。登山道のわきに群生していた。

ワチガイソウ

ネコノメソウ

ニリンソウ

調べても名前が分からない。

緑が濃くなってきた。

烏帽子大権現。この右手に烏帽子岩がある。

烏帽子岩が出現!素晴らしい姿だ。

堂々とした姿。どんなルートどりをしようか!ピークには終了点と残置シュリンゲあり。

まずは烏帽子岩の基部に降り立つためにこの壁を懸垂下降。

懸垂下降中。楽しいわ。

烏帽子岩の基部に降り立ち、烏帽子岩を見上げる。

フリーでここまで登った。気分いいわ。

ここからは右壁を登るルート。

烏帽子岩からは素晴らしい眺望。北アルプス。

槍ヶ岳から穂高連峰。

左に乗鞍岳。右手前は黒沢岳。

御嶽山

昨夜から今朝は冷え込んで、烏帽子岳の後ろは霧氷で白くなっている。

烏帽子大権現からの浅間山。

三才山へ向かう途中の林道から北アルプス、槍ヶ岳からキレット、穂高連峰。槍ヶ岳の左手前は常念岳。手前右はこれから目指す戸谷峰。その左は1581mピーク。

三才山トンネルの上を通って三才山に到着。

三才山から六人坊までは近い。六人坊の三角点。点名・月沢。ここの地名が月沢といって、この地名から命名したらしい。

いつもの儀式。

こてはイチリンソウ。花にピンクがかっているのが特徴。

調べても名前が分からない。

コキンバイ

ゆっくりと戸谷峰に到着。

山頂にはベンチも据えてあって、北アルプスが近くに見える。中央に槍ヶ岳。

蓮華岳と針ノ木岳。

下山ルートで使う1581mピーク。

フデリンドウが咲いていた。

ジュウニヒトエ

マムシソウ。道路への出口にあった。