点名・すみ岩~点名・茶屋ノ平

 今年は雪が多かったが、そろそろ奥秩父の山もいいかと、以前から気になっていたピークを踏むために南相木村に出かけた。ルート図にある1624.5mの三角点と1789.4mの三角点である。これがちょっとややこしくて、1627.5mの三角点は、点名・「すみ岩」となっている。ただ基準地点の詳細を開くと「ずみ岩」となっていて、どっちが正しいのか。国土地理院に確認してみたいものだ。そして地図上には「ずみ岩」と記載されている1789.4mの三角点は、点名・「茶屋ノ平」である。地図上の通称の「茶屋ノ平」はそこから北東に標高点1662m地点になっている。

 整理すると、今回踏んだピークは点名・すみ岩(1624.5m)と点名・茶屋ノ平(1789.4m)である。

 まだ雪深かった。南相木川を渡って斜面にとりつく。鉄塔を目指してガンガン登っていく。15分ぐらいで鉄塔の立つ稜線に到着。そこからは峰雄山がよく見えた。実は、峰雄山に登ったときに点名・すみ岩までは足を延ばしている。稜線には雪が続いていた。すぐに点名・すみ岩に到着。前回付けたいつもの儀式が残されていて嬉しかった。

 本番はこれからだ。まだ未踏の点名・茶屋ノ平を目指して先に進んでいく。雪が多くなってきた。岩稜の尾根でもある。これは楽しめるわ!チェーンアイゼンを着けたまま岩に登るのはちょっと緊張。でもこれが面白い。膝上まで、場所によっては足の付け根までの雪をラッセルしながら登っていく。地図上では尾根伝いの登っていけばいいはずなのに、実際にはかなりのルーファイ力が必要だった。

 スタートしてから3.5時間ぐらいで目的のピークに到着した。南には小川山から三宝山までがよく見える。その手前の稜線は、ショナミノ頭から男山に至る稜線の一部である。五郎山も2021mピークも確認できた。北側は石仏から御座山まで。すでに歩いている山々と稜線を見ながらのビールタイムは格別でした。

2022年3月6日 ルート図

目指した鉄塔に到着した。鉄塔の合間から見えるのは峰雄山。

積雪は、この辺りは足首ぐらいまで。だんだん深くなってくる。足の付け根までの積雪のところもあった。

点名・すみ岩。前回はここまで来た。

前回来た時につけたいつもの儀式あと。

点名・すみ岩からは峰雄山がきれいに見えた。

こうした岩稜を乗り越えていく。これが楽しいんだわ。

スタートして3.5時間で点名・茶屋ノ平に到着。

いつもの儀式。

小川山から朝日岳。その手前は男山までつながる稜線。

朝日岳から国師ヶ岳。

国師ヶ岳から三宝山まで。五郎山が手前に見える。

ショナミの頭から大陀倉山。すべてこれらの山々を歩いた。稜線つなぎが終わっている。

北には石仏。左に延びる稜線は御座山までつながっている。

点名・茶屋ノ平から見る稜線で、石仏と舟留間が未踏。今年中に歩く予定。登山道がない山は面白い!人にも会わないしね。