1週間前に、信州峠から横尾山を経由して槍まで歩いた。帰宅して気になった槍から平沢峠までのルート。県境尾根としては途中から外れるが、平沢峠までは中央分水嶺である。そのことを思うとウズウズしてくる。ならば行くしかない。
飯盛山は親子ハイキングで人気であるから、早朝にスタートしたほうがいい。とはいっても平沢峠8:20のスターとなった。登山道がしっかりしているから気が楽だ。約30分で平沢山を経由して飯盛山に到着した。風が強い。少し雲のかかった八ヶ岳が近くに見えた。北岳も大きく見える。
先を急ぐ。今日の行程は槍までの登りを2.5時間ぐらいと予測している。あと2時間あれば槍のピークに立てるだろう。少し戻り平盛山から鹿よけの柵を抜けて地図上の点線ルートに入った。踏み跡がはっきりしているところと不明確なところが交互に出てくる。しかしいつもの藪漕ぎからすると本当に楽。
やがて三ノ沢の頭のピークに着いた。ここから槍までは踏み跡が不明瞭と、誰かの記録にあったが、むしろ笹藪の中に隠れた倒木に注意することが核心かも。
難なく槍のピークに立つことができた。予定通り2.5時間弱。先週登った時につけた「いつもの儀式」がそのまま残っていて、いや~愉快!
飯盛山からこの槍までは、誰にも会うことなく、静かな山歩きができた。槍のピークからは、1週間前と変わらない眺望が広がっている。ひとつ、前回は気が付かなかった八幡尾根を確認できたことがすごく嬉しい。ルートのない八幡山を登った時のことを思い出す。あの時は、尊敬する南川金一さんコースだったっけ・・・。そして後日、沢からピークに立ったチョキ。チョキから八幡山までの稜線をつなげたんだわ。かつて歩いたところを確認できることは本当に嬉しい。
30分ほど槍で思いにふけった後、一気に下山した。5時間のプチ登山はこれで終了。
2021年11月20日 ルート図
平和佐峠からスタートしてすぐに平沢山山頂。
平沢山山頂の三角点。
平沢山からの眺望がすばらしく、南アルプスの甲斐駒ヶ岳と鋸岳がよく見えた。
平沢山から10分で飯盛山。
非常に風が強く、じっとしていられない。今日の八ヶ岳は少し雲がかかっている。飯盛山からは、八ヶ岳が大きく見える。
大盛山は飯盛山から5分。ここまでは一般道。
大盛山からは北東方面に、先週歩いてきた木賊ノ頭が見えた。
晩秋の空。今日もきれいに晴れ渡った。ここから先はあまり登山者は来ない。今日は先行者はいない様子。平沢峠から続く分水嶺を歩くのだ。
あのピークを越えていくらしい。設置された鹿よけ柵に沿っていく。
三ツ沢の頭に到着。ここまで多少藪漕ぎ。しかしいつものことに比べたらずっと楽ちん。
三ツ沢の頭からは笹がやや深くなるが、それよりも倒木に注意。
目指す槍が見えてきた。最後の急登が待っている。
スタートして2.5時間弱で槍に到着。ここは標高点のみ。
先週付けた「いつもの儀式」。その後ろは金峰山と瑞牆山。
うっすらと富士山。その手前は茅ヶ岳と金ヶ岳。少し離れて升形山。
先週歩いた横尾山。
金峰山の稜線につながる八幡山尾根がよく分かった。
八幡尾根の手前の向山と五里山にはまだ登ってないわ。
槍のピークから、歩いてきた三ツ沢ノ頭を確認。
下山途中素晴らしい眺望に出合った。
平沢峠に戻って、おまけの獅子岩。