日程と天気が一致せず、なかなか東又谷に入渓できないでいる。天気図と睨めっこして、ほぼ1日天気がもつところは・・・と捜した先は、以前から気になっていた苗名滝から笹ヶ峰へと通じるルートであった。昨年、苗名滝の滝つぼ近くまで行ったときに登山道のあることに気が付いた。地図で確認したら笹ヶ峰までのルートがいくつか付けられている。昭文社の地図には載っていない関川沿いのルートをいつか歩いてみたいと思っていたから、今回がチャンスか!多分藪漕ぎ。
苗名滝をスタートとすると、関川を何回か渡渉しなくてはならない。左岸で行きづまってしまうと引き返すしかないので、笹ヶ峰の仙人池からスタートして関川沿いのルートをとることにした。これなら藪漕ぎでエスケープできるだろう。
2021年8月21日 ルート図
仙人池に車を置いてスタート。仙人池はひっそりとしていた。
スタートから地図と実際のルートは違っていた。あるはずの道がなく藪漕ぎからだ。ま~なんて楽しいことかしら・・・!西野発電所を目指して下っていく。
西野発電所にはトロッコの線路が敷かれていた。
西野発電所のつり橋を渡って関川の右岸に。
つり橋からの関川上流。乙見湖から流れ出ている。
さぁ~ここからだ。「滝巡り街道」とかの標識があり、ただし通行止めとなっている。地図上の中部北陸自然歩道はかなり歩かれているが、通行止めの滝巡り街道(?)は廃道。その道を歩きたいのだ。うまくいけば、途中四ノ滝、三ノ滝、二ノ滝が見えるだろう。関川の右岸をとるルートだからだ。
シラヒゲソウが咲いている。
ワクワクしながら進んで行く。
ツクバネソウの花も・。
キンミズヒキ
やがて道がなくなり藪漕ぎになった。多少の踏み跡も認められたが、途中崩れていたりするところも多く困難が続く。藪漕ぎに一所懸命になり、ふと関川を見下ろしたら、二ノ滝に落ちる滝が見えた。 この滝の下が二ノ滝になっている。関川の流れは見えない。
厳しい藪漕ぎが続く。核心は崩れ落ちた斜面であった。
この藪漕ぎ!!!
関川に下る手前で断念。斜面を登り上げ鉄塔の立つ巡視路に出ることにした。
ここからは藪漕ぎもなく、季節外れのワラビをとりながら苗名滝を目指して一気に下った。
ヨツバヒヨドリ
オトコエシ
クサギ
苗名滝。水量が多いわ。
苗名滝を過ぎたらオオハンゴウソウの群生があった。