今年最後の山は守屋山に決めた。前日に釜無山から続く尾根上で見た南アルプスや八ヶ岳を再度見たかったから。
素晴らしい天気に恵まれ、実に今年の山行のフィナーレを飾るにふさわしい1日であった。
守屋山には結構多くの登山者が入山する。道がしっかりとついているが、その登山道を登ったのでは面白くない。地図とにらめっこして決めた急登の尾根をひたすら登り稜線に出るコースをとることにした。
林道に駐車して尾根に取り付く。下草がなく気持ちのいい尾根だ。快適の高度を稼ぎ、いくつかピークを越すと、三角点のある片倉に到着。
順調だ。眺望はない。それだけに守屋山山頂からの360度パノラマが楽しみだ。
先を急ぐ。
偽ピークをいくつは越して稜線に飛び出した。青空と霧氷が迎えてくれた。風に吹かれた霧氷がさらさらと落ちてくる。この時季ならではのこと。
スタートしてから約2時間で山頂の到着した。さすが守屋山。何人かの登山者が休んでいる。
素晴らしい山々の姿に感動だ。この山頂から見える山にはほとんど登っている。かつて歩いた自分の足跡を確認できる喜び、楽しみ。来年はどこを目指そうか。
しばし至福の時を過ごし、下山はもちろん登山道がない沢伝いに林道目指して一気に下った。