梅雨明け直後の沢は、神流川金山沢左俣を遡行して両神山へ抜ける予定であった。
ところがである。志賀坂トンネルを抜けたところで八丁トンネルへの林道が落石のため通行止め。八丁峠経由で両神山へ登山する予定の登山者たちも先に進めず予定変更せざるを得ないというハプニング。
どうしようか・・・。
迷った挙句、赤平川・尾ノ内沢・キギノ沢なら志賀坂トンネルから近いからいいかと目的地変更。尾ノ内まで走行約30分で到着した。もちろんキギノ沢は事前調査なしの行き当たりばったり。簡単な遡行図は偶然にも手元にあったが、入渓地点もよく分からなかった。
尾ノ内沢に沿った遊歩道を進んでいく。
途中からはマーキングを頼りに奥へ進んでいき、手元の簡単な遡行図から検討をつけたキギノ沢と思われるところから入渓(?)。
最初は伏流とあったので疑問も持たずに登りあげていったが、稜線に出るまで水には会わなかった。一つ手前の沢に入ったらしい。同じところを下降して尾ノ内沢をさらに奥に進んだら、立派に水が落ちている沢が出てきた。小鹿野山岳会のプレートが立っており、あとで確認したらここが入渓地点に間違えなかった。
さあ~ここからが楽しい遡行となった。
滝が次々と現れ、ほとんどが直登可能。時間的に2段10mの滝でのシャワークライミングで終了した。残念である。
尾ノ内沢のに戻ってからの下降も結構楽しめる。
今度はきちんとした遡行図を用意してキギノ沢をリベンジしたいと思っている。
帰宅して「奥秩父・両神の谷」の本で確認したら上級・滝の登攀グレード4級になっていてびっくりした。