楽しいポルトガルの旅は終わった。
リスボンやロト岬はメジャーな観光地となっているが、なんといってもファティマや一番の目的であったサグレスでの時間は忘れられないものとなっている。
そして今回の旅でもう一つのヒットは乗り物ビックリコンである。
まずリスボンからホテルまでのタクシー。タクシーマークのついていない車に強引に乗せられてしまった。防止策としてホテルの名前と領収書をくれとポルトガルで書いた紙を渡したが、運ちゃんは何のその。決められた料金だからと料金表を見せられ38ユーロの請求。以前に調査して限りでは、空港から市内まで約15~20ユーロ。倍の金額を払ってしまった。悔しい・・と思いつつも分かっていながら(?)乗せられた自分が悔しい!というスタートであった。
バスや列車の移動は、要領が分かってしまえば楽ちんだが、それまでが緊張だった。まあ~これは楽しんだけれど。
リスボンからラゴス経由でサグレスへ向かう途中のこと。
リスボンから列車でチュネスで乗り換えになるが、リスボンの発車が遅れた。チュネスの乗り換えが間に合わない。通りかかった車掌にその無絵を話したら、乗り換えを手伝うからデッキに荷物を持って立っていろという。
チュネスに到着。列車から荷物を降ろしてくれ、向かい側の待っている列車に走れ!という。走れ!走れ!乗り込んだとたんにラガス行きの列車は発車した。
ふ~。なんてみんな優しいんだろう。
ラゴスからは順調に路線バスでサグレスに到着。
夢のような時間をサグレスで過ごし、サグレスからラゴス経由でファロまで移動した。
ファロからは列車だ。約3時間弱でファロに到着する予定だ。
ラゴスから40分ぐらいは知ったところで突然車掌がやってきて「みんなここに座っていろ!!」と言いながら通り過ぎて行った。
最初は何のことかわからなかったが、そのうち乗客たちが騒ぎ出し、列車を降りだした。
「何?なに?なに?」
列車と車が衝突したらしい。外を見ればレスキュー車がやってきている。どうしよう。どうしたらいいんだ?タクシーでファロまで行ける距離ではない。どうしようもなくジッと待っていたら列車は動き出した。・・・とハラハラしながらファロに到着。
翌日はファロ国際空港からフランクフルト経由で羽田へ帰国。
なんとファロ国際空港で飛行機に搭乗したはいいが、フランクフルトの天候不良で1.5時間遅れの出発となってしまった。フランクフルトでの乗り換えに間に合うだろうか?
クルーに確認したら「大丈夫。ANA便は毎日飛んでいるから、必ず帰れますよ。」ルフトハンザのクルーなので、日本人とは大違い。笑ってしまった。
フランクフルトに到着。
ANAはなんてこまやかなんだろうと思った。ファロからのトランジットは私たちだけ。飛行機を降りたところにANAの職員が立っていて、次の搭乗ゲートを教えてくれた。同時に時間は間に合いますから・・・と。
更に30分ほど時間の余裕ができたので、今回もしっかりとラウンジでドイツビールをのどに流し込んで帰国の途に就いた。
ちなみにフランクフルト発羽田行きの飛行機も雷雲のために、出発が1時間遅れた。
これでポルトガル・サグレスの旅はお終い。
個人旅行って突然のことにも対処しなくてはならないから、大変だけれど面白い。やめられないんだなあ~。
次回をお楽しみに!