西上州の山は面白い。岩山が多く登山道が付いている山でも楽しいが、登山道のない山はもっと楽しい。緊張感とワクワク感が交差してなんとも言えない魅力があるのだ。
荒船山にはまだ登っていなかった。
地図を眺めていたら荒船山山系にある立岩には東立岩と西立岩があり、総称して立岩となっている。ルートのついている西立岩を立岩ピークとしているらしい。・・・が、ルートのない東立岩にも立たなくては!と思ったらやっぱり行くしかない!
あ~実に西上州の山は面白い!と再びつぶやいてしまう。
西立岩の前衛峰に登った時に、東立岩には屏風岩があるのを発見した。一度東立岩のピークは踏んできたのだが、戻って屏風岩に行く価値はあると思い、また東立岩まで引き返した。
葉が茂っていて見通しが悪いが、西立岩前衛峰から見た屏風岩の位置の検討をつけて先を進んでいった。道なきところを歩くのをやめられない。多分ここまでは人は入っていないだろう。
屏風岩と思われる基部まで到着した。岩が脆い。途中まで岩を登り、ここまでかというところで終了した。いつもの儀式を行う。
自己満足に浸りながら西立岩を経由して、スタート地点の線ヶ滝まで戻った。
ヒトリシズカがあちらこちらに咲いていた。西上州のヒトリシズカは巨大化している。
西立岩前衛峰から東立岩。東立岩ピークは真ん中の岩。その左に屏風岩が見える。行かなくっちゃ!
西立岩へ向かう。2人のパーティーがいたので、少し先のピークでランチビール。