西上州の地図を広げて眺めていたら、興味のひく地名が出ていた。「サスの峰1173.5m」である。地図には登山道が付いていない。サスの峰から北西に稜線が繋がっており、次のピークは栗原山。なんと栗原山に続く稜線はゲジゲジマークである。
ならば行くしかない。
栗原山のピークを踏むなら、更にその北西にある南小太郎山まで行こうではないか!
サスの峰への林道からの入り口を探すのにちょっと苦労したが、入り込んでしまうと適当に尾根に取り付いて登っていく。
あっという間にサスの峰に到着した。
ここから先を特に楽しみにしてきた。
サス尾根といってピークが23ある。サスの峰をP1と数えている。原則各ピークは直登。ロープは持って行ったが使わなかった。特にP16とP18の登りは面白かった。
楽しく岩稜を越えて栗原山へ到着。アカヤシオがきれいに咲いていた。
ほとんど休憩もせずに南小太郎山へ向かう。のんびりとした尾根歩き。スタートしてから4時間ぐらいで目的地に到着した。
ゆっくりとランチタイム。
ここからは東の尾根を下っていく。天空の里と呼ばれる持倉という地域を目指すのだ。正直ここからのルートが一番の核心であった気がする。残念だったのは、栂の頭を外れてしまったこと。かなり手前から南東に下ってしまった。
しばらく沢歩きをして林道に出た。ここからは駐車場所まで徒歩20分。
林道を歩いていたら、地元の方と思われる人から「どこ行ってきたんだい!」と声をかけてくれた。なんかこの一言がホッとした。
適当に尾根に取り付いて登っていく。右手にこのような岩稜が現れたらまもなくサスの峰。
サスの峰からサス尾根を行く。サスの峰をP1として23のピークを越えていく。ほとんど直登した。P5のかべ。
ここから南小太郎山を目指していく。途中に出会ったフデリンドウ。
南小太郎山へ到着した。ここからは白髪山へのルートがあるらしい。
天空の里へ向かって下山する。ここが一番の核心部であった。岩室が出てくるとまもなく沢に出る。