大倉山

 連休の初日は、ほとんど見向きをされていないだろう大倉山(2171m)へ。
 妙高山の真北に座している山である。もちろん登山道はない。残雪期に登る山であり、タイミングを外してしまうと密藪になってしまう。
 私の尊敬する南川金一氏は関温泉から神奈山経由で登っている。どうしようかな~と思ったが、私は笹ヶ峰から黒沢湿原経由大倉乗越から攻めることにした。

 このルートは以前三田原山に登った時に一部経験している。
http://archelirion.jp/otto/2016/05/09/%E4%B8%89%E7%94%B0%E5%8E%9F%E5%B1%B1/

 笹ヶ峰は火打山の登山口であり、さすがに登山者が多い。
 何組かのパーティーを追い抜きながら十二曲は直登。快適に富士見平まで歩いてこれた。ここからは火打山を目指す登山者とはルートが別になる。
 全く人の気配がしない中を、黒沢湿原目指して一気に下る。正面に三田原山。三田原山に登った時のことが思い出された。 
 ここまでは三田原山へのルートとほぼ同じ。黒沢湿原から大倉乗越と思われるあたりを目指して登っていく。稜線に着いて初めて姿を現した大倉山。待ってらっしゃい!

 ところどころ藪が出ていたが、うまく雪を拾って進無ことができた。しかし山頂直下だけは藪漕ぎが待っていた。まあ~10分ぐらいだったからよかったけれど。

 大倉山の山頂に到着。
 歩き出してから4時間40分かかった。正面には妙高山。荒々しい姿を見るのは初めて。ここでしか出会うことのできないもう一つの妙高山の北側の顔である。すでに登った三田原山も外輪山の内側から見るのは初めて。北には頚城の山々が控え、私のピッケルが眠っている容雅山も間近に見えたのは嬉しかった。
 大倉山の山頂に立ってすでに登頂した山々を眺めるのは至福の時だ。ランチビールはあっという間に終わっちゃった。

 

2018年4月28日  ルート図
大倉山

 

火打山を目指すパーティー。さすが人気コース。
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富士見平にて。右から火打山、影火打山、焼山。焼山からは噴煙が出ている。
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黒沢岳
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三田原山
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高妻山、乙妻山、その右手前に地蔵山。
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白馬三山、唐松岳。
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この姿を最後に黒沢湿原を目指す。
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下方に黒沢湿原。後方の稜線を目指し登りあげるのだ。
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稜線を登り切ったら大倉山が出現した。初めて見る姿だ。
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最後にこの激藪に突入して山頂に出る。
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山頂では雪原が広がっていた。
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いつもの儀式をおこなう。
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正面に妙高山。妙高山の北側の顔だ。
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妙高山の右手の三田原山。雪庇ができている。
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妙高山の左手に前山。
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神奈山。南川氏はこの神奈山経由でこの大倉山の山頂に立った。すごいなあ~。
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大倉山の北に容雅山。右手前は大毛無山。
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右から鬼ヶ岳、雷菱、火打山。これらもすべて登頂済み。一つ一つ思い起こされる。
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