妙高市の西野谷という部落を登り口としてピークに立てる山はいくつかある。粟立山、中ノ岳、重倉山などで、残されていた中ノ岳に挑戦してみた。
万内川の左岸の尾根に取り付き、いくつかのピークを越えて中ノ岳のピークにつながる稜線に出るコースを狙った。
すでに万内川のスノーブリッジは消えていて、かなり上流での渡渉となった。一番の核心だったかもしれない。渡渉地点からうまく尾根に取り付くことができた。天気は上々だし、スノーシューを付けた脚は軽い。
順調に上へ上へと高度を稼ぐ。
真っ白な雪に青空。そして樹氷になってキラキラ光っている木々都の自然の造形美にうっとりしながらもルーファイは大切。やがて中ノ岳のニセピークが見えた時には周りの風景に心を奪われ、のろのろの歩みとなってしまった。
粟立山から延びている稜線が交わる所までくればあと僅か。
スタートから約5時間で中ノ岳のピークに立つことができた。
大毛無山や鉾ヶ岳、遠くには阿弥陀岳や烏帽子岳、鉢山が確認できてとても嬉しかった。
この辺の山の未踏峰は、あと大毛無山を残すだけとなった。
最初は万内川の右岸を行く。気持ちのいい空間が広がっていて、左岸への渡渉場所を探しながら進んだ。正面鞍部の奥に中ノ岳が控えている。ここからは見えない。
旨く尾根に取り付き高度を稼いでいくと、粟立山の前衛峰が見えだした。
いくつかのピークを越えていく。粟立山が見えた。左のピークが前衛峰でその右奥が粟立山。http://www.michiyo-office.gr.jp/blog/blog.cgi/permalink/20150322044027
前方に中ノ岳の偽ピークが見えだした。ここから先の眺望がすばらしく、何度も立ち止まって周りの山々を楽しむ。