2018年1月2日
サン・ホセでの一夜が明けた。静かな町で目覚めはいい。ただシャワーが水だったのにはびっくりした。
1日のスタートとして、まずサン・ホセ教会へ行った。
チキトスの宣教地区で一番初めにできた教会である。1725年から1731年まで建築が続いた。その後1747年から建増しが始まり1750年に完成した。
この教会は、サン・ラファエル教会やサン・ハビエル教会などとは違って、スイスのマルチン・シュミットではなくスペイン人建築家によって設計されている。建物は石造りで柱も螺旋状にはなっていない。また屋根はアラビア風のアーチ型の部分も見られる。
早朝であったためか誰もいない礼拝堂で過ごした時間は贅沢な時間となった。
サン・ホセには月の谷と呼ばれるキリストの十字架の道行きのある谷がある。月の谷と呼ばれるのは、いろいろな形の岩があって、それらが月の様々な様相を思わせるからだという。
キリストの受難にまつわる14の場面(ステーションという)が十字架とともに配置されている。十字架をたどりながら奥へ奥へと進んだ。最終の地はミサをささげるための聖母マリアを祭る祭壇であった。
周辺にはたくさんの岩山がある。うずうずしていた私は、いくつかの岩をクライミング。これもすごく楽しかった。
さらにこの月の谷の周りにセラド・チャコと呼ばれている森がある。その森を歩き回った。このウォーキングもネイチャーウォーキング。たくさんの自然に出会った1日だった。
壁に描かれたスペイン軍。スペイン国王の命令によって、イエズス会をこの地から追放するように派遣された。
各地でコーヒーを頼んできたが、どこもネスカフェの粉と白湯の入ったコーヒーカップが出てきて、自分で作るようになっている。ビックリです。
14番目の十字架(聖母マリアが十字架から降ろされたイエスの御遺体を抱きかかえている。そばにもう一人のマリアが)
ネイチャートレッキングの最終地点はミラドール(見晴らしの場という意味)。ここからはサン・ホセの町が一望。
サンタクルスはサン・ホセから3キロ南西のところにあった。1561年にスペインのチャベス氏を首領とする一群の人々が、ここを南アメリカのスペイン植民地の拠点とすべく町を建てた。
サンタクルスの十字架。サンタクルスは、この場が何かと不便だったのでスクレの町の近くの現在のサンタクルスへ1621年に移転した。それで3年後の2021年にはサンタクルス市で盛大な400年祭が祝われることだろう。