離山(南アルプス)

 鳳凰三山の地蔵岳から北にせり出しだ尾根上にある離山。
 登山道はなく、私の尊敬する南川金一氏は4回目にして山頂に立つことができた山だ。私は2014年8月にトライしたが、時間切れで引き返している。
 今回のリベンジ。作戦は、前夜のうちに尾根の取り付き口まで行ってテン泊し、夜明けとともに登りだすということにした。
 これは正解だった。
 歩行時間はなんと14時間。核心部は、第4高点と第3高点の間のギャップと下山のルーファイである。その他にも緊張を要するところが何か所もあり、妙義山系のバリエーションルートよりもグレードは高かった。
 この辛さがたまらないんだけれどね。

 

ルート図(2017年5月28日)
離山

 

マイテント
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ここから取り付く。まだ夜明け前。
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素晴らしい天気になりそうだ。
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尾根に登りあげ、基本尾根上を進んでいく。崩壊がひどい状態。
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ワチガイソウが咲いていた。
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砂礫の上にカモシカの足跡。カモシカは谷測へでも駆け抜ける。
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イワザクラが咲いていた。
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第5高点
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第1の核心部。第5高点と第4高点間のギャップ。前回通過しているので、簡単にクリア。
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第4高点。前回は時間切れでここで引き返している。
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第3高点が見えた。さあここからのギャップが一番の核心部。
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南川氏のように、なるべくフリーで下降し、最後の10mだけロープを使った。岩はもろい。
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核心部のギャップに降り立った。谷底をのぞくと凄まじい。
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第3高点のピークが見えてきた。ピークには帰りに登りあげる予定で先に進む。
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素晴らしい造形美。まもなく第2高点。
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離山山頂に到着した。8時間かかった。いつもの儀式を行う。
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離山山頂から地蔵岳。右奥にオベリスクが見える。
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アサヨ峰
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甲斐駒岳
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