2017年1月1日(日)
新しい年が明けた。
アルメニア人は、新年をシャンパンで乾杯して祝うそうだ。そしてアルメニアのクリスマスはこれから。教会歴にあたる顕現日の1月6日がクリスマスなのだ。
新年になってもきれいに飾り付けられたクリスマスツリーが目をひく。みんな幸せそうだ。
キリスト教国でありながら、教会でのミサにあずかることがなかった。それだけに夕方のフライトでイランへ移動する前には、どうしても新年のミサを受けたかった。
選んだ教会は聖サルギス教会。ホテルからも近いし、地元の人のおすすめ教会であったから。
教会でとても慈悲深そうなおじい様に声をかけられた。それが心に残り、いい思いを残してアルメニアのエレバンを飛び立った。
実は、エレヴァンからイランのテヘランまでの移動がすごく心配だった。
というのは、ネットで格安航空券を購入してあったが、イランは隣の国にもかかわらず、まずモスクワに飛んで、モスクワからドバイ、ドバイからテヘランに入るという実に効率悪いコースで、荷物がテヘランまでスルーで行けるか?トランスファーの時間が短いが乗り遅れないか?ビザで引っかからないか?など心配事が多かったのだ。
考えようで、これもどこかで楽しんでたのもあるが・・・。
はたして結果は・・・!
まずエレヴァンでのチェックインですべての航空券を発券してもらえた。荷物はテヘランまでスルー。何度も確認した。
ただ一つ、「ドバイのビザはどうするのか?」と聞かれ冷や汗。
え?日本人はドバイのビザ必要なかったはず!
モスクワでのトランスファーは厳しかった。
イランまで行くことにちょっと難色を示され、パスポートとビザを何度も確認された。荷物も何度もセキュリティを通され緊張の時間だった。
イランのビザには写真がついている。その写真はイランのビザ用に撮ったものだが、メガネをはずし額を出した写真で、パスポートの写真とはかけ離れている。同一人物か?と疑ったらしい。フ~。
ドバイでのトランスファーの時間は1.5時間。ただ同じ航空会社だから大丈夫だろうと気軽に考えていた。午後11時30分に搭乗。11時55分が出発だ。
そろそろ日にちが変わる。
人はあまり多くない。モスクワ行きの飛行機はシベリア航空。ガラスキだった。
厳しい審査を受けてのトランスファー。フ~疲れた。モスクワに初めて降り立った。空港は結構大きくおしゃれだ。パブでビールを飲んだが、美味しいし、何よりロシア人がとても親切だった。