エレバンの西約20キロに位置するエチミアジン。エチミアジンとは「神の唯一の子が降りた」という意味。
エチミアジンを目指そう。
その手前4キロのところにあるズヴァルトノツは7世紀の高さ49mもある壮大な教会の遺跡(世界遺産)があるところ。現在はギリシア神殿のような円柱が立ち並んでいる。
晴れた日には、ここからアララト山が見えるとことだが、今の季節には無理だった。雪で閉ざされていたが、きっとグリーンシーズンは素敵な場所なんだろう。
そしてズヴァルトノツから3キロのところにあるフリプシメ教会。世界遺産だ。
アルメニアに布教に来て殉教したフリプシメという女性を記念して建てられたという。祭壇があるだけのシンプルな教会内部。地下にはフリプシメの墓室があった。
ここから歩く、歩く。
次に訪ねたのはショガカト教会。ガイドブックには載っていない教会だが、ここも落ち着く教会だった。世界遺産になっている。
そしていよいよエチミアジンの教会群。
教会群のある広い敷地は隔離された世界のようで、静かな空間が広がっていた。
ズヴァルトノツの遺跡から約3キロのところにある聖フリプシメ教会(世界遺産)
幹線道路の裏道にひっそりとたたずむショガカト教会(世界遺産)
エチミアジン教会群のヴァスケニアンエントラス。広大な敷地にはこの門をくぐる。
聖なる大天使教会。ヴァスケニアンエントラスをくぐってすぐ左にある。
聖なる大天使教会の祭壇。すごくシンプルだが落ち着く空間が広がっていた。
この世の欲望や快楽などを抑えて神に仕えた聖職者のために捧げられた記念の壁。
聖堂内にある宝飾庫に展示されていたノアの方舟の破片。十字架の奥にある木片がそれ。
門で隔離されていた聖なる総主教チャペル。もちろん一般人はこの敷地内にも入れない。
光の聖グレゴリーエントランス(左)と聖テリダテスの野外祭壇(右)
聖ガヤネ教会(世界遺産)。4世紀初頭に殉教した聖ガヤネが祀られている。