妙義の季節がやってきているが、今年はなかなかそっち方面へ足を延ばすことが出来なかった。
「日本の渓谷」という本に、赤岩沢の記録が載っていた。右俣と左俣があるらしいが、いずれも赤岩の基部の鉄梯子の近くに出る。
知ってしまったら行くしかない!赤岩沢を詰めて、更に2年ほど前に立った赤岩のピークまでを目的地とした。
11月23日。
沢といっても、この時季の妙義の沢は登山靴でOK。
結構クライミングを必要とするから楽しめる。
滝は直登したり巻いたりでピリッと辛かった。詰めは烏帽子沢より簡単か・・・?と思ってランランが、やっぱり烏帽子沢と同じように急登で登山道に飛び出した。
そこからは赤岩ピークを目指して登りつめていく。
2度目という気楽さからの油断。実際には新ルート開拓で頂上に立つことが出来た。2年前に付けた赤テープは、色あせてそのまま残っていた。この2年間に何人の人がこのテープを見つけてくれただろうか。
赤岩沢より赤岩への登りの方が大変だった。
妙義の秋も間もなく終わる。
烏帽子沢を通り越してすぐに赤岩沢が右岸より入ってくる。このお地蔵さんの形をした岩が目印。赤テープは、昨年、裏木戸を下ってきたときにつけた。
丁須の頭の岩峰。岩峰の後ろに丁須の頭が控えている。ここまで来ると間もなく登山道。
赤岩先端に付けた2年前のテープ。これも色あせて残っていた。待っててくれたんだなあ~。