大勢の人たちの応援を受けてのマラソン競技は終了した。
ブラジル県人会の人たちが応援に来ていた。
NTT西日本の関係者も来ていた。
スタート・ゴール地点に近い観戦席で、たくさんの日の丸が応援してくれた。日本からも競技中の電話をもらったり、日本でネット観戦をしてくれて競技終了後に電話やメールをもらった。
暑さとの闘いに加えて、並走していた岡村選手と接触し転倒というアクシデント。
ちょうど30キロ地点だったらしい。
足と肩に傷を受け、足首をひねり、気力が薄れそうになる。リズムが崩れ調子を落とす。結果4位という成績に終わった。
息子は言う。
「原因はどうであれ、メダルが取れるか取れないかの結果を問われるだけだから。だけれど、岡村選手までを転倒させなくてよかった」と。
その心中はいかに悔しい思いをしているだろうか。
30キロ時点でのアクシデントにもかかわらず、完走しての4位は素晴らしいと思う。
「残念でしたね」という言葉もたくさんいただいた。
その気持ちも嬉しいが、私たち親は、やはり自分に負けずに完走したことを褒めたい。
リオデジャネイロの暑い日は終わった。
マラソンスタート前に、軽快な音楽に乗ってのパフォーマンスが行われた。
日本の国旗に書かれたメッセージ。大勢の想いが一杯応援に駆け付けた。