妙高・火打周辺の沢は、黒沢を遡行し黒沢湿原まで行っている。今度は真川を責めたくなった。ならば沢の名前にひかれてサクラ谷。
サクラ谷はヒコサの滝を経由して鍋倉谷から分かれる沢である。高谷池まで抜けるようになる。
サクラ谷は大きな滝はないが、小さい淵はすごく深く、また遡行するにも微妙なバランスが必要であった。
鉄分が多いのか、岩や川床が赤くなってすごく滑っている。だからサクラ谷というのか。この滑りのおかげで、2度ほど腰までドボンをした。まだまだ修行が足りない!
やがて水流が細くなり激藪に突入。ネガマリダケの密生に全身に力尽き、泣きたくなる。先週の外ノ沢の藪以上であった。
それだけに高谷池に出たときには嬉しかった。
ヘロヘロになりながら高谷池ヒュッテのベンチでのビールは美味しかった。笹ヶ峰までの下山中に見えた焼山からは噴煙が上がり、黒沢岳は紅葉が始まっていた。
サクラ谷最後の滝。ほとんどの滝は登れる。ただしドボンに注意。