若穂太郎山は、長野市の1000mにちょっと満たない山だ。7~8年ぐらい前には、地元住民が長野市からの補助金で絵地図を作ったり立て看板をたてたりして、この山の整備をしている。
私は10年年前に歩いているが、整備されてからの山歩きはしていなかった。
一緒にクライミングをやっている仲間の小林さんは、この山をこよなく愛し、1週間に何回かは登っているそうだ。今年は既に60回を超えたとのこと。
小林さんは、ただ山に登るだけでなく登山道の整備もしている。笹刈もしているし倒木も処理している。そして登山道を蒔いている岩場の掃除もしている。コケを落したりして、その岩場でクライミングをしているのだ。
もちろん最近問題になったクサビ等は一切打っていない。フリーでのクライミングだ。
以前から若穂太郎山のクライミングが仲間内で話題になっていて、やっと、やっと、この若穂太郎山に連れて行ってもらった。
一般登山者は巻いてしまう岩を、一つ一つ丁寧に登りあげる爽快さ。朝5時からのクライミングは、実に楽しかった。
若穂太郎山はお花の宝庫。それだけでも癒される。