旺文社から出ている「山と高原地図」の「妙高・戸隠・雨飾」編に載っている山は、だいぶ登り尽くしてきた。もちろん登山道のない山も含めてである。約8年かかっている。
それでもいくつか取りこぼしている山があり、地図を眺めているとそれが気になって仕方がない。
取りこぼしの山の一つに、鬼無里の水芭蕉園から入山する東山とそこから稜線が続く黒鼻山がある。
東山は登山道が整備された中西山から稜線が続く山であり、何年か前に残雪期に登りに行ったが雪の状態が悪くて途中で引き返している。東山から黒鼻山、八方山と南に続いている。
八方山は先週登ったから東山と黒鼻山を片付ければ笹ヶ峰から繋がる稜線がほぼ完登となる・・・かな。
東山と八方山の中間に座する黒鼻山へは、冷沢を遡行して登りあげるか、東山から稜線沿いに進むか悩んだ。東山のピークも踏んでおきたかったので、結果中西山~東山経由にすることにした。
中西山までは登山道が整備されている。
今の季節は花の宝庫で、ツバメオモトの群生が現れたかと思うとシラネアオイの群生が続き、更にはサンカヨウも群生していた。
途中の水場にのどを潤した水は格別。
足取り軽くあっという間に中西山に到着した。
ここから先である。地図には点線マークがついているが、実際にはかなりの笹薮を漕ぐことが多かった。
中西山から見た東山へ行く途中のピーク。展望台である。それでもここまでは足を運ぶ登山者が時々はいるらしく、道はまだ安定していた。
そこから先はかすかな踏み跡を頼りに東山のピークに立った。
笹薮が邪魔してあまり眺望はよくない。さあ~ここから先である。・・・が、猛烈な笹薮で黒鼻山をめざす稜線をほとんど進めなかった。
黒鼻山については作戦変更か。これは次回に持ち越し。やはり残雪期を利用するしかないかも知れない。
帰宅して地図上の登頂済みになった東山に丸印を付けたら、尚のこと、黒鼻山だけが丸で囲めないことが気になってしまった。
鬼無里の水芭蕉園へ続く林道の途中からの東山前衛峰。東山のピークは左奥で見えない。
戸隠連邦。西岳~P7まで。この稜線もP2~P3が未踏峰。今年やるぞ!
高妻山(右)と乙妻山(左)の稜線。こっちから見るとこんな感じ。高妻山は信州のマッターホルンといわれているのにね。