みんなが被後見人の父親のことを心配して、それぞれが口を出しちゃってゴチャゴチャしている兄弟。
言いだしたらきりがないが、今まで起こったことをお互いに言い争い、まさに険悪。
一番困るのは後見人だ。兄弟たちが自分の思いで、父親の後見事務の方針を後見人に訴えるのだ。
後見人制度の趣旨を改めて説明した。後見人の役割も兄弟たちに再認識してもらった。
大切なのは、今までどうであったかでなくこれからどうしていくかなのだ。そこを兄弟たちに理解してもらうのに苦労だった。
しかしである。
じっくり一人一人と向かい合って話を聞いたら、みんな前向きになって今後のことを考えるようになった。
そう、過去のことを言ってもしょうがない。
今後どうしていくかが大切なのだ。そして決めたらそのように行動していくことが。それも先延ばしではなく、たった今からね。
アサマフウロ
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