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2014年 5月6日
今、藤澤先生からメールが来た。
『山、気を行けてくださいね。遭難が相次いでいます。』と。
この連休、たった一つの山を登るために3日間を費やした。
たった一つの山、それは黒部の奥にある木挽山だ。
黒部湖の奥にある平ノ小屋まで11時間要して到達した。夏なら3時間コースである。
御山谷(オヤマタン)と中ノ谷(ナカノタン)の渡渉2回。夏道の出ているところは少なく、ルーファイが大変だった。雪渓は、一足ごとにステップを切り、沢のトラバースは45度以上の斜度。滑落するとそのまま黒部湖に落ちてしまうという、かなりの緊張を強いられた。
この時季に平ノ小屋まで来る人はいないだろう。小屋の前にテントを張って、その日は終了した。
黒部ダムからの黒部別山の南峰と大タエガビン
立山連峰
赤牛岳
タンボ沢。ここは橋が無事だった。
二つ目の小さな沢。壊れかけた橋を慎重に渡った。
御山谷(オヤマタン)の渡渉場所。靴を脱いでの渡渉。思ったほど水は冷たくなかった。
御山谷の渡渉後がこの日の核心部。斜度45度を超す雪の斜面をトラバース。滑落すると黒部湖にドボン!
緊張を強いられるトラバースが続く。
中ノ谷(ナカノタン)の渡渉。ここも靴を脱ぐ。
中ノ谷半島の先端からの黒部湖。
11時間かかって到着した平ノ小屋。
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20:47, Tuesday, May 06, 2014 ¦ 固定リンク
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