東京は出張の日、しっかり仕事をした後は久しぶりに歌舞伎座へ足を運んだ。
12月歌舞伎の初日であり、何と2週間ほど前だったにもかかわらずすごくいい席が取れたから。
演目は『吹雪峠(フキ峠)』と『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)』。
前から4番目のど真ん中で見る迫力ある演技に、特に『菅原伝授〜』は泣けてしまった。忠義のために自分の子を差出す親の源蔵(尾上松也)の姿とその心情に。
翌日は前から3番目の席で『あらしのよるに』という新作歌舞伎。これは絵本が歌舞伎になったということを、プログラムで初めて知った。
子どもたちの姿もチラホラ。希薄な人間関係に光をともす内容だった。
夕暮れの歌舞伎座
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