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2014年12月31日
マドリッドへ戻っての市内探検は新年になってから。
まずは、マドリッドから列車で約1.5時間の北西に位置するアビラへ行った。
なぜアビラか。
アビラはグレドス山脈の北に位置し、旧市街を囲んで巨大な城壁が造られている城塞都市。
しかしそれ以上に浸りたかったのは、聖女テレサ・デ・ヘススが生まれ育った町の空気だ。
テレサ・デ・ヘススは「裸足のカルメル会」を設立した。厳しい戒律を持つ宗派だ。そうした凛とした空気に触れてみたかったのだ。
カテドラルも、サンタ・テレサ修道院も、エルカルナシオン修道院も、サン・ホセ修道院もかつては祈りだけの場であっただろうが、今は博物館化してしまって、ちょっと残念だった。
唯一第2カテドラルの礼拝堂は、祈る人だけが入室できる素晴らしい空間だった。
聖テレサの名前が付けられたアビラの名物菓子「イエマス・デ・サンタ・テレサ」を手に入れることができたのは嬉しかった。
マドリッド・チャマルティン駅から乗車。
おなじみ掲示板でじっと自分の乗る列車の発車するホームの掲示を待つ。
発車時刻の8:30が過ぎても、まだホームは掲示されない。いつものことなので慌てないが、はじめての時はすごい不安だった。
こういったことも経験と慣れなのです。
30分遅れでやっとホームが掲示された。乗っていく列車だ。
マドリッドの場合は改札なし。その代り必ず検札が来る。
約1.5時間でアビラに到着。この列車、車内放送があってよかった。
アビラ駅の駅舎。
駅から歩いて10分位で旧市内に入る。
サンタ・テレサ広場とその向こうに城壁のアルカサル門。
聖テレサ像。
第2カテドラルの礼拝堂。静かに祈る姿が何人かいた。
ラストロ門。観光客も大勢出入りする。
ラストロ門を出ると、城壁の外側がこのように続いている。
城門を潜り抜けたら、グレドス山脈が白く輝いていた。
サンタ・テレサ修道院。テレサの生家跡にたてられた。
テレサが抱きしめながら息を引き取ったという十字架。
その十字架が置かれている祭壇。
祭壇と会衆席を見守る十字架。
エンカルナシオンにつながる城門
城門を潜り抜けるとこうした風景が。
城壁外の教会群も世界遺産になっている。その一つの教会の屋根に、コウノトリが巣をつくっていた。
エンカルナシオン修道院。テレサが19歳から27年間暮らしたカルメル会修道院。
中庭
エルカルナシオン修道院に保管されているテレサが枕として使っていた木の棒。
十字架の聖ヨハネの直筆の文書
十字架の聖ヨハネが告悔を聴いた肘掛け椅子。
エンカルナシオン修道院の礼拝堂は閉まっていた。
サン・ビセンテ教会。世界遺産の一つ。
サン・ビセンテ教会の祭壇
カテドラル
サン・ホセ修道院。この中にも入れなかった。
マドリッドに戻り、地下鉄のチャマルティン駅からラ・ラティーナ駅まで戻った。
地下鉄車両。
セバータ市場。時間が遅いので、間もなく店じまい。
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04:04, Wednesday, Dec 31, 2014 ¦ 固定リンク
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