地元ではちょっと話題になっている『黒部の山賊』という本。三俣山荘の主の伊藤正一氏が書いた本だ。
黒部にまつわる実話であり、山賊と呼ばれる人たちが、黒部を守ってきたことなどが本になっているのだが、実に面白い。
色々な遭難事故や救助もかかれている。
伊藤氏は、今は廃道になっている伊藤新道をも切り開いた人だ。
この本を読んで、ますます伊藤新道を歩きたくなっってしまった。
先人が守ってきた奥黒部の自然に向かい合った時の感動には、限られた人しか出会いないのである。
私が想いを寄せている黒部の立岩に簡単に往復してしまう記述とその写真に、ますます黒部への憧れが深まっていくのである。 |