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2014年12月22日
今年最後の山行は妙義山の南西にある千駄木山にした。登山道はないが、結構人は登っているらしい。
それだけに千駄木山だけでは面白くない。地図で見ると千駄木山と子烏帽子の間にジャンクション岩峰と記載あるピークがあるので、両方を攻めることにした。
今は廃道になっている妙義荒船林道。
遠くからもガードレールが確認できるぐらい。立派な道だったらしい。一般車もかつては利用していた道路だ。
林道から山の尾根に取り付く予定だ。
その林道へは中野という部落から入った。村の片隅に駐車をして、そこから見えるジャンクション岩峰を目指して適当に歩いていく。
小さな沢を遡行しやがてガードレールが現れた。ガードレールを乗り越えるとそこは廃道になっている林道。舗装までしてあってビックリ。しかし落石など、道路管理がしきれなくて廃道となったのだろうと思われる。
ジャンクションピーク手前の目印なる岩稜に乗り上げる。
登攀意欲をそそる岩稜。次回はクライミングで訪れたいものだ。
尾根伝いに北東を目指す。稜線の先端まで来て、そこがジャンクション岩峰。残置された古いロープがあっただけ。赤テープを巻いた。
正面には、谷急山と大烏帽子、子烏帽子。金洞山と相馬岳が座している。見る方向によって山の形が違うのが面白い。金洞山の手前にそびえる(?)星穴岳は、まったく目立たない存在だ。
ゆっくりはしていられない。
千駄木山を目指す。途中尾根から懸垂下降で下り、一度廃道となっている林道に出た。それから目印となる鉄塔をめざし歩いていく。
登り口はすぐに分かった。
時間はすでに14:30。急がなくては。雪がついているので慎重に・・・!
ピークを3つ越し、4つ目のピークが千駄木山の山頂だった。かなり急ぎ時間にして30分。動物の足跡だけが山頂にあった。着雪してからは誰もここに登っていないらしい。千駄木山を示すプレートがたくさんかかっていた。だから赤テープは巻かなかった。
ジャスト15:00.すぐに下山に取り掛かる。
廃道となっている林道からは、中野の部落まで続く作業道をひたすら下った。1時間で入山口。明るいうちに戻れてホッとした。
今年最後の山行も、面白いようにルーファイをして歩き回った。これも天気が良かったからできたこと。
誰にも会わず静かな山の中での歩き回る時間は、自分の生き方を後押ししている時間でもある。来年は、どんな山行が待っていることか。
雪のついた沢を遡行していく。
やがてガードレールが残された廃道となった妙義荒船林道に出た。
中野の部落から見えた岩稜を目指す。
だんだん近づいてきた。
一度ピークに立ったが、先に進めないので基部を回り込んだ。
この姿。次回はクライミングで来てみたい。
ジャンクション岩峰。赤テープを巻いた。
谷急山(左)と大烏帽子(右)、手前に小烏帽子
金洞山(正面)と相馬岳(左)
懸垂下降で林道まで下る。
千駄木山へ続く尾根からの高岩
千駄木山の山頂には、鹿の足跡があった。
ジャンクション岩峰
廃道の妙義荒船林道。立派!
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04:54, Monday, Dec 22, 2014 ¦ 固定リンク
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