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2017年 7月21日
「常に自分に負荷をかけていかないとダメになってしまう」というMさんは美容師である。
勤務している店には、朝7時過ぎに出勤してオープンまで後輩の技術指導。店は20時のクローズなので、その後掃除をしていつも20時30分過ぎに帰宅の途についている毎日を送っている。
「レザー技術を学びたい」という思いから、店が終了した20時30分から個人的にレザーカットの一人者にレッスンを受けることになった。毎週1回2時間で8回コースである。
オーナーは場所の提供をしてくれた。謝金は個人負担である。一度の謝金を支払えないので、オーナーに立て替えてもらい、毎月の給料から返済していくことになった。
勤務する店には、Mさんのほかにたくさんの美容師がいる。
Mさんが個人的にレザーカットの技術を学ぶことを知って、「私も参加させてください」と手を挙げた人はいなかった。
夜みんなが帰宅した後に2時間の技術講習は体力的にもつらいだろう。しかし自分のものになる学びは、Mさんにとって充実した2時間である。
もう2回終了しているはずだ。毎回講習の初めには、前回習った技術のテストがあり、それにパスしたら次の段階に進むとのこと。だから1週間毎晩残って練習を重ね、そして次の講習を受講するのだ。
自費でも自分が学びたいことは講習を受けたい、というMさんの生き方に感動している。
今日、事務所では2人が研修会に参加する。受講料は事務所負担だが、本当に参加したくて参加しているのか・・・。
昨日、「明日研修会に参加させていただきます。」と言われた一言は嬉しかった。 |
05:16, Friday, Jul 21, 2017 ¦ 固定リンク
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