何でもおしゃべりできる和子さんは今70代。
改めて年齢を聞いてびっくりだった。
和子さんは、ここに何回か登場している。会うたびに、私の心の中に何かを残してくれるからだ。
和子さんは花がある。華かな。いつも輝いていて、いつも花(華)を咲かせているのだ。
今までの人生を振り返るといい人生だったそうだ。そしてこれからのことを考えると、20年生きるという。
「だから死んだあとの最後の整理をお願いね。」と私に笑って言った。
20年後というと、今の和子さんの年齢を超える。頑張れるかな?
でもこうした和子さんの一言で、生きる力にもなるのだ。
和子さんの家には、地域の人が作ってくれたというパネルがある。そのパネルは、和子さんと亡き夫の人生の一部が飾られているのだ。
亡き夫が始めた「新町寄席」。今年で25回目が終了した。初めて創始者のいない新町寄席。追悼新町寄席となり、今までの新町寄席に関わる二人の写真がパネルになっていた。
夫と二人で歩んできた人生を思い返しながら、今後の20年も和子さんは輝き続けるのだろう。 |