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2016年12月2日
めったにない相続税申告についての調査が終了した。
約1か月前に行われた調査日の当日、納税者はとても緊張してその日を迎えている。
相続の手続きを約10カ月近くかけて行ったが、その際の相続人の協力は絶大であった。
被相続人と相続人の預貯金の動きも10年間調べた。
被相続人の生存中には収用というイベント(?)もあったが、その金の使い道もすべて調べた。
その上での申告である。だから申告内容に自信があったので、私は何の不安もなく調査立会いをした。
相続人は、以前にここに登場しているTさんとHさんである。
相続の手続き中は、野沢菜の季節であった。Tさん自慢の野沢菜をたくさん出してもらった。今回はTさん自慢の奈良漬だ。
天真爛漫なTさんも「最近はちょっと耳の聞こえが悪くなってしまってねえ〜」といいつつも、いろんなことをたくさん話してくれた。調査官の前でである。でもみんな以前に聞いていたことであったので、私の方でドキッとすることはなかった。
税務調査で関係資料を持ち帰り検討してもらった結果、「更正決定等をすべきと認められない旨の通知の通知」をの通知が送られてきた。TさんとHさん宛てである。修正事項がないということだ。
また事務所の財産が増えた。事務所でコピーを取り、原本はTさんとHさんに送付した。
この相続関係はこれですべて終了。
私の中には、Tさんの野沢菜漬けと奈良漬が思い出として残っている。
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04:55, Friday, Dec 02, 2016 ¦ 固定リンク
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