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2016年12月19日
『相続税対象者、昨年8割増』と国税庁からの発表があった。
2015年に死亡した約129万人のうち、財産が相続税の課税対象となったのは前年比83%増の約10万3千人だった。8.3%が相続税の課税対象者である。
かなり基礎控除額の引き下げが大きい。
相続税の総額は1兆8116億円と前年比より30.3%増加しているが、1人当たりの税額は1758万円と715万円減少。
相続税の課税対象者が広がった分1人当たりの税額が下がったのは分かるが、昨年に事務所で申告したなかで、1758万円の相続税に達した事案はなかった。
相続関係の仕事が増えたとはいえ、最近もあったが、じゃっかん基礎控除額を超える人の申告が結構多い。相続人は相続税の申告が必要ないと思っていたら、税務署から「相続税のお尋ね」が届き慌てて事務所にやってくるというケースも多いのだ。
ある司法書士の先生が言っていた。
「税理士は相続税の仕事が増えただろうが、司法書士は影響ないもんね。」 |
05:39, Monday, Dec 19, 2016 ¦ 固定リンク
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