約1年ぐらい前に、まだSさんがお元気だったころ、Sさんからご自分の終末を知っていて相続の依頼があった。その時にはSさんは余命宣告を受けていたというのを、Sさんが亡くなってから知った。
今日はSさんの相続人に、相続財産の説明をしに訪問することになっている。
新盆で遠方に住む子供たちも帰省しており、休暇をこのために伸ばしてくれた。
相続の手続きをするのに、相続人の協力がないとスムーズに進まない。Sさんの配偶者は良く動いてくれた。
不動産の評価が大変だった。すごく悩ましい評価を強いられる土地だったのだ。この土地を見てSさんの人生を思った。もしかしたらSさんもこの土地が気がかりだったかもしれない。
相続の仕事って、生前の被相続人と一緒に歩むことかもしれない。 |