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2016年 1月17日
S家へ相続の内容を説明しに行った。
相続人は5名。何ももめることなく、すんなりと分割も決まった。
あとはその分割案をもとに申告書を作成し税務署へ提出するとともに納税をしてもらうだけだ。間もなくS家の相続の手続きは完了する。
そうすると1周忌を迎えることになる。
長い間関わってきたS家である。これからも関わっていくことになる。
S家の相続の手続きをしていて感じたのは、被相続人を中心とした家族がいかにお互いを思いやって生活してきたか・・・ということだ。
独立した子供たちもそれぞれの家庭で素晴らしい家族を持ちながら、みんな自分の生まれ育った実家を大事にしている。
相続人たちは全員預金調査にも協力してくれた。60枚近くの質問事項を投げかけ、みんな一生懸命回答してくれた。
大変だったと思うが、みんなニコニコしていた。そして残された母親をみんな気遣っていた。
母親のKさんは「先生、私はあと20年生きると思うから、私の相続の始末をお願いね。」という。
「じゃあ私は21年生きてKさんの相続の申告をするは。」
20年後私はいくつになるだろう。Kさんのためにも頑張れると思っている。
この日S家から見た犀川の流れは穏やかだった。
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06:14, Sunday, Jan 17, 2016 ¦ 固定リンク
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