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2014年 2月16日
こんな大雪の日に出掛けることは、かなりの覚悟の必要であること。
午前中は、事務所の駐車場の雪かきで大汗をかいた。
今の場所に移転してからの一番の大雪かもしれない。帰省中の息子が手伝ってくれた。
午後は、予約してあったエクシブ軽井沢へ車で向かう。これが・・・。
今まで経験したことのない雪と車の戦いだった。
高速道路はすべて閉鎖されていたので、下道を行くしかない。出発時点では、浅間サンラインを通っていけばいい・・・と思っていた。
長野ナンバーの車も、これだけの雪になると慎重運転で30キロ速度。
やっと浅間サンラインに入り重体から抜け出たかと思ったら、道の駅雷電で車を止められた。その先大型トラックが横転して通行止めだとさ。
18号線に戻るしかない。いやな予感が。思った通り18号線は渋滞で、ほとんど車が動かない。
大型トラックがスリップをしてしまい、動けなくなってしまっているのだ。それも何台も。
ナビで18号線を迂回するルートに進んだ。
ここからが緊張の連続。対向車来ないでね!と祈りながらの運転は疲れる。雪で道が狭くなっており、すれ違いができないのだ。
小諸中心街も除雪がされていなく、すごく走りにくい。と2台先のトラックが雪にハマってしまった。その横には、路駐した無人の車が。
2台で道がふさがれてしまった。
前へ進めない。後続車がどんどんやってくる。ターンもできない。
各車のドライバーみんなで、トラックのタイヤを掘り起こしたりトラックの後ろを押したりで脱出に成功。素晴らしい連帯感に手伝った息子も喜んでいた。
それだけじゃない。
裏道を走り続けたが、最後は18号線に出なくてはならない。エクシブまであと3キロというところで、完全に車が止まってしまった。
この時すでに夜の8時。エクシブにたどり着くことはもう無理だ。仕方ないからキャンセル。
あとはここをどう切り抜けて帰るかだ。
他の車は、そこで1夜を明かす覚悟らしい。近くのコンビニまでみんな歩いて食料等を調達していた。もちろんコンビニのくり間も動かないから品不足の模様。
18号線に出る信号機まで約10メートル手前である。
対向車は来ない。その信号をまっすぐ行くと浅間サンラインに入る。左折は長野方面。ならば信号が青になった時に浅間サンライン方面へ行こうと決死の覚悟(?)でアクセルを踏んだ。
後続車が1台。信号を直進すると、そこにも浅間サンラインから下ってきた車が数珠つなぎで止まっていた。
すれ違いが難しい。
しかし行くしかない。
途中息子と後続車のドライバーが何度も車を降りて誘導してくれた。対向車が反対車線へ飛び出しているのだ。
私の車がスタックしたときには、皆が車を押してくれた。
雪は降り続けている。
浅間サンラインへ入ってやっと車が少なくなった。
上田で18号線に戻った時には、また渋滞。千曲市の裏道を走り続け自宅に戻ったのは、夜中の12時を過ぎていた。
思い返してみると、私にとっては一つの冒険?だった。
息子は、疲れるために帰省したようなもんだ・・・と言っていた。その息子は、今日長野を離れていく。
スタックしたトラックをみんなで救出。
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08:05, Sunday, Feb 16, 2014 ¦ 固定リンク
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