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2015年 7月15日
2012年の7月に猫又山まで行ったが、その先はガスってしまって引き返さざるを得なかった。
昨年の7月に再び挑戦したが、雨で敵わなかった。
そして今年、やっと猫ノ踊場まで行くことができた。
天気に恵まれないと難しい。
時季も残雪がある程度残っていないと難しい。残雪期に猫ノ踊場まで行く登山者はいる。残雪期なら距離が長いだけで、割と簡単に行けるから。
しかし私は猫又山と猫ノ踊場で人知れず咲いている花たちに会いたかった。だからこの時季でないとダメなのだ。
再訪の猫又山とその先の猫ノ踊場は私を待っていてくれた。
南川金一氏の本にあったように、ハクサンコザクラとアオノツガザクラがたくさん咲いていた。
正面には三国境から朝日岳の雄姿が迫力だった。
良く歩いた・・・と思う。
途中新しいクマの足跡とホヤホヤの糞が残されており、これだけはちょっと怖かったことを記しておく。
朝の旭岳。いよいよ出発だ。
毛勝三山と左に剣岳を確認して・・・。
正面に離れ山、その左奥に杓子岳、右に白馬鑓ヶ岳
スタートしてから約2時間、清水岳との分岐に到着。3年前にもここからルートを探った。清水岳からのビル稜線沿いに行く。
一番奥に見えるのが猫ノ踊場。
旭岳の基部を通過して清水岳が見えてくる。右寄りの平らなところが清水岳。
毛勝三山の姿が大きく現れた。
その稜線は剱岳へと続く。
振り返れば杓子岳と白馬鑓ヶ岳が。
裏旭岳への登り。
やがて見えてきたのは、正面に小旭岳のピーク。時間があれば、帰りにここも登りたい。当然に登山道はない。
こうしたお花畑も通過して。
池塘もあったり、遠くには剱岳を眺めながら。
清水岳の分岐への最後の登り。例年だとこの辺に水場が現れるのだが、まだ雪渓だけだった。
スタートしてから約2時間、清水岳との分岐に到着。3年前にもここからルートを探った。清水岳からのビル稜線沿いに行く。
一番奥に見えるのが猫ノ踊場。
最初は雪渓を利用して清水岳から伸びる稜線の鞍部に取り付く。途中からはハエマツをかけ分ける。猫ノ踊場が少し近づいた。猫又山は見えない。
正面に猫ノ踊場。その手前に猫又山。
藪漕ぎをして、クライミング要素も手伝って大変。しかし確実に近づいてきている。
待ってらっしゃい!正面に猫又山、その左奥が猫ノ踊場。
藪をかき分け、わっと飛び出すと雪原が広がる。この左に見える藪の中に猫又山のピークがある。再びやってきました・・・。
GPSで山頂を確認し赤テープを巻いた。
目指すは猫ノ踊場。ここから先は初めてだ。目視で1時間ぐらいか。
11時過ぎに猫ノ踊場に到着した。三角点を探し当てた。感無量。
ここでも赤テープを巻いた。今後何人の人がこのテープと三角点を見つけるだろう。
猫ノ踊場って平坦で猫がゴロゴロしそうな所?歩いてきた稜線を振り返る。
三国境(右)、鉢ヶ岳(中央)、雪倉岳
右から鉢ヶ岳、雪倉岳、赤男山、朝日岳
猫ノ踊場が広がる。正面は朝日岳。
30分だけ猫ノ踊場での時間を楽しんだ。帰路のことを考えるとユックリはしていられない。
猫又山までもどり前回も突然に飛び出してびっくりした砂礫地に足を運んだ。前回は、ここでビールタイムを持った思い出の場所。
さあこの稜線を伝って清水岳を目指すこととなる。奥には鉢ヶ岳が見える。明日はあの山?
大ナル谷。すごい迫力だ。
猫ノ踊場を振り返る。どんどん遠くなって行く。
清水岳にも近づいてきた。この雪渓を直登して、また藪漕ぎとなる。
清水岳が見えた。遠くに見える二つの雪渓のうち左側の雪渓まで行かなくてはならない。ふ〜。
4時間かかって清水岳分岐に到着した。ここから2時間以上かかって小屋にたどり着くことになる。途中の小旭。もう登る気力もない。
ヘロヘロになって山小屋にたどり着いた。暖かく迎えてもらったことで、ホッと気が緩んだ。 |
05:06, Wednesday, Jul 15, 2015 ¦ 固定リンク
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