国税庁が平成29年11月13日に発表した相続税の税務調査の結果。
平成26年に発生した相続事案が中心で、12,116件の調査である。約8割が申告漏れ等での修正申告があった。
申告漏れ総額は3295億円で追徴税は716億円。申告漏れ財産は、現金預金で約1千億円を占めていて最多。海外資産を重点的に調査しているそうだ。
贈与税の申告漏れ総額は1918億円。
相続の申告手続きをやっていると、過去の贈与税の未申告が発覚し、贈与税の申告書も一緒に提出するケースが多いから、多分、相続調査がらみでの
贈与税申告漏れも結構あったのではないかな。
事務所で行う相続税申告手続きでは、必ず過去7〜10年の預金調査をしている。この預金調査について、事前に相続人の了解が得られない相続案件はお断りしている。
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