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2014年10月15日
山行報告その2。
素晴らしい夜明けとともに始まった2日目も充実していた。
いよいよ釜谷山を目指す。
テン場から釜谷山を眺めると毛無山まで行けそうである。釜谷山まで1時間、ならば目視であと2時間あれば毛無山のピークを踏めそうである。
もちろん登山道はない。
予定通りいくか分からないが、時間を決めて行ってみようと、その日の山行がスタートした。
釜谷山への大岩は左を巻く・・・という記録が残っており、その通りに進むとスムーズだった。
かすかなトレースを頼りに釜谷山を目指したが、ガスっていたりしたら無理だったと思う。時間通り約1時間で釜谷山のピークに立てた。
あと2時間で行けるところまで・・・と先を急ぐ。
釜谷山から先が大変だった。ほとんどトレースはなし。多くは残雪期に歩くコースである。
藪をかき分け、なるべく歩きやすいルートを探しながら少しずつ毛無山に近づいて行った。
途中、毛無山山頂に人がいるのが見えた。登山ルートのある片貝から登ってきた登山者だろう。大きく手を振って合図をしていたら、同じく手を振って合図を返してくれた。
元気が出る。行くしかない。
毛無山へは1時間半ぐらいで到着した。山頂で待っていてくれた登山者は若い男性だった。
毛無山からの眺望も素晴らしい。
そして、そして、釼岳からの北方稜線が毛無山までつながり、あとは毛無山と駒ヶ岳間を歩くだけになった。この間は残雪期しか無理だろう。
釜谷山までと思ってスタートした山行が、もうひと頑張りできた。喜びは大きいい。
時間が迫っている。急がなくてはならない。
猫又山までの復路は3時間を要した。テントに戻って飲んだビールは冷たくなくてもおいしかった。テントを撤収し大猫山経由で馬場島まで。
この最後の3時間が長く感じて辛かった。
夜明けが始まる。
五竜岳からご来光。
朝の釼岳。素晴らしい夜明けだ。
まだ月が出ている。
釜谷山〜毛無山
釜谷山へ続く大岩から下を見下ろす。
途中まだ雪渓が残っていた。
釜谷山山頂。しっかりした標識がある。後ろは釼岳。
釜谷山からの明神岳。まだ未踏。
釜谷山からの毛無山。まだ未踏。これから行く!待っていらっしゃい。
緊張の1時間半をへて毛無山山頂へ。
毛無山山頂から僧ヶ岳〜駒ヶ岳。縦走済み。
歩いてきた釜谷山〜猫又山の稜線。ここを戻るのだ。
テントを撤収し1時に出発。5時に馬場島へ到着予定。荷物が軽くなったとはいえ、少し急がなくてはならない。暗くなる前には林道に飛び出したい。
岩場を通過。
釼岳からの北方稜線。かつて歩き通したコースだ。素晴らしい。
振り返ると猫又山。バイバイ!
ガスが上がってきた。もちろん釼岳。
やっと大猫山の三角点。
歩き続ける。まだ、まだ、まだ。・・・と小窓と小窓の王が素晴らしい姿で見送っていてくれた。縦走済み。
釜谷山(左)と猫又山。こうしてみると結構距離が空いている。
大猫平の池塘。
紅葉が真っ盛り。
ヘロヘロになりながら、駐車場には4時半ごろ到着した。満足のいく2日間だった。さて次は・・・・と想いが深まる。 |
05:11, Wednesday, Oct 15, 2014 ¦ 固定リンク
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