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2014年 3月14日
体調を崩したMさんがリハビリ室にいるというので、そこへ直行した。広々としたリハビリ室で大勢の人がリハビリに励んでいる。
Mさんを探し当てたと同時に、Mさんは私に気が付いてくれた。そして満面の笑みを浮かべながら、左手を上げて合図を送ってくれた。右手はリハビリ中である。
Mさんは、楽しそうにリハビリを行っていた。そして嬉しそうにいろんな話をしてくれた。
「先生、俺の言っている言葉が分かるかね。」
ゆっくりではあるが、今までのことや、今後の希望などをMさんは休まず話してくれた。
昨日出来なかったことが、今私の見ている前で出来た!
「暖かくなったら、畑に出てジャガイモをつくるんだ」
そんなMさんを、Mさんの妻は明るく見守る。
Mさんは今の自分を受け入れ、常に前を向いて毎日リハビリを行っている。
いろんな人を捕まえては、楽しそうにおしゃべりをするそうだ。家族の自慢もする。そうした気持ちの持ちようが、回復を早めているようだ。
担当の理学療養士のKさんは「目覚ましい回復力だ」と言っていた。そしてMさんに接しているそのKさんも、とても楽しそうなのだ。
リハビリは辛いものらしい。しかし明るくリハビリに励むMさんは、周りを明るくしている。
そんなMさんの姿を見て、私は嬉しかった。 |
05:37, Friday, Mar 14, 2014 ¦ 固定リンク
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