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2017年 7月12日
Aさん夫婦には、生後間もなくに養子縁組したBさんがいた。実子はいない。
Bさんは自分が養子であることを中学生のころ知り、ちょっと不安定な時期もあったが、素晴らしい青年に成長した。やがて結婚。Bさんの結婚相手は子連れの再婚相手だった。Bさんは連れ子Cさんと養子縁組をした。実子はいなかった。
Bさん家族は、よくAさん夫婦を訪ねて遊びに来ていた。CさんはAさん夫婦を大切にし実によく慕っていた。
突然の不幸。
Bさんが事故で亡くなったのだ。労災である。おろおろするばかりのAさん夫婦に代わってBさんの妻は気丈に対応し、すべての手続きは終わった。
しばらくしてBさんの妻とその子のCさんはAさん夫婦のもとを去っていった。
行先は知っているが、Aさん夫婦がいくら連絡をしても返事はかえってこない。Cさんにも会いたい。
Aさん夫婦の今後の生活はどうなるのだろう。だんだん歳を重ねて行って介護状態になった時のどうしたらいいんだろう。
Aさん夫婦は、寂しさと不安を抱えてしまった。
涙なしには聞けないAさん夫婦の人生。考えなくてはいけないのは、これからの生活だ。
任意後見制度の説明をさせてもらった。
でもAさん夫婦の寂しさは続いていくのだ。 |
05:48, Wednesday, Jul 12, 2017 ¦ 固定リンク
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