司法委員としての仕事は、かなり緊張する。
『簡易裁判所の民事訴訟では、一般市民の中から選ばれた司法委員に加わってもらい、その豊富な経験や専門知識、健全な良識を争いの解決に生かす。』
とはいえ、やはり専門的な知識が不安になってしまう。
司法委員として、裁判官が和解を試みるときに立ち会った回数もまだ少なく、こうした経験は貴重だ。
当事者への説明や当事者の説得に当たったりするときは和解室で行われ、和解案の作成も短時間のうちに行わなければならない。
今日こそは!と意気込んで法廷に行くが、結構空振りが多い。当事者が欠席だったり、原告が和解ではなく判決を主張したりで、和解室に足を運んだのは私の場合数回だ。まだまだ続く。
法廷で裁判官の横に座り当事者の話を聞くだけでも、本当に重たいものがある。もうちょっと頑張らねば・・と思っている。
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