『同一労働同一賃金の実現に向けた人事制度設計の考え方』の研修会があった この研修会の中で、基本給の決定軸の考え方については非常に勉強になった。
研修会参加者のうち基本給を『職能型』で支給している企業は80%であり、『役割型』は約20%。 職能型は「人」基準で、年功序列をペーストしている。社員の生活ステージに沿った賃金設定になっているので長期雇用が前提だ。ただし社員の働きに応じたマリハリをつけにくい。 役割型は「仕事」基準で、社員の役割の種類・大きさに応じて設計される。この場合には、何を社員に求めるかが明確になり、役割と報酬との連動性が高まる。
働き方改革を考慮するとこの『役割型』がいいと、講師の先生も強調しておられた。 処遇決定においては「職務」を基準とすることの重要性が増し、一人一人が「何をやっているか」を明確にすることが前提となる。
労働力確保・生産性向上のための必須の3要素は次の通り。 1 風土・意識の改革 2 業務・システムの改革 3 制度・ルールの改革
|