|
1月14日は今年初の無料相談日であった。 予約受付でやっているが、1日フル回転であった。今回の相談者は50代の人と80代〜90代の人だった。
93歳になるというAさん。まったくその年齢を感じさせない方である。 Aさんは3年ほど前に一人娘を亡くし妻と二人暮らし。妻はデイサービスを利用しながらAさんが妻を見守っている生活をしている。 今後の二人の生活をだれに頼んだらいいかの相談であった。 同時に自分たちの最後まで看てくれそうな妻の従弟に自分たちの財産を譲りたいと考えている、ということであった。 A家は江戸時代から続く家系であり、Aさんが本家である。しかし今後A家を継いでいく人はいない。菩提寺には永代供養をお願いするつもりだとも話されていた。Aさんが作成してきた家系図で説明してくれた。 今の時代、親の介護を子供同士で押し付けるケースも多い中、妻の従弟がどのくらい二人を支えてくれるか分からない。ましてやその従弟も高齢であるし、地元にはいないのだ。 Aさんには任意後見制度の話をさせてもらった。そうした活動をやっているNPO法人を紹介した。 今後の方針が決まったら遺言書を残したいといって、Aさんの相談は終了した。
Aさんの「先見えてきて少し安心しました。」との帰りがけの言葉に、私も安心した。今日紹介したNPO法人に連絡を入れる予定だ。 |
05:18, Monday, Jan 15, 2018 ¦ 固定リンク
|
|